昨日(8日)から盆休みに入るという声があちらこちらから聞こえ、普段から静かな町中が、
雨のせいもあり、今日は余計静かに感じます。
観光協会のイベント欄を見ると、お盆行事や神社例祭等の日程がそのまま掲載され、
例年通りの8月と思われる方もいるかもしれません。
が、実際はどうなのか確認が必要だと思います。おそらくは・・・笑
神社例祭での郷土芸能奉納が皆無に等しい今年、唯一、観る機会を提供している遠野座
昨晩は土淵町の飯豊神楽さんでした。
ちなみに遠野座夜神楽も今晩と22日(土)で終了となります。
7時過ぎ、いつものように会場入りすると誰も居ません。
天気が悪いので、もしかして中止?・・・私が早いだけでした。笑
遠野南部家老新田(にいだ)氏の七曜紋の幕を張り、御神楽舞からです。
飯豊神楽のある飯豊は江戸時代、遠野南部家臣広田氏の知行地でした。
御神楽舞、一般的には鶏舞と云われ、飯豊、八幡、上宮守などのいわゆる遠野山伏神楽では、
このように三人舞で演じることが多いように思います。
多くの女性が参加している飯豊さん、準備している時に声をかけようかと
思いましたが、圧倒されて、声も出ず。笑
とらねこさんを誘えば良かったかなあ・・・
四人八幡舞
会員の人数が多いので、大勢が出る演目を選ぶことが多いのも飯豊さん
所狭しと舞います。
ここの四人八幡舞は他と若干異なり、
後半には、くぐりっこ。息もぴったりでした!
最後は、恵比寿舞
遠野山伏系神楽は岩手県沿岸北部の神楽同様に魚を釣る恵比寿舞
かつて、遠野は閉伊郡に含まれ、その中心は現在の宮古市周辺です。
その閉伊郡のくくりでの山伏神楽の影響なのか、それとも、明治以降に興行に行った
沿岸部の影響なのか、明らかに早池峰神楽系と趣の違う遠野山伏系神楽です。
四十、五十、六十肩には到底出来そうもない、赤いをたすきを軽やかに付け、
新型コロナ対応バージョン?・・・マスクを付けて・・・
マスクを付けたままでは糸や針を舐められず、はずして、いざ、釣り!
会場から現れたおさかなさん、昨年の遠野まつりでは飯豊神楽さんの舞手として参加。
今回はお客さんだったのに、おさかなデビューです。笑
飯豊神楽さんも今年は1月の神楽共演会以来。
新型コロナが少ない地域なら、きっと、招聘に応じる用意はできていると思います。笑
写真だけ拝見すれば例年どおりのイベントやらそれなりの活気にも見えますね。
疫病退散も併せて景気付けも必要だとは思ってますが、各団体も何処か捌け口というかモチベーションの維持も必要だと思ってますので、もう少し郷土芸能がみられる工夫やらしていただければ嬉しいですね。
とらねこさんに縁ある飯豊神楽、情報だけでも伝えれば良かったと現地で思いましたった!笑
1月に共演会、そして今月の遠野座、さらには例祭神事と
神楽は少ないながらも、出演する機会がありますが、
遠野のしし踊りは、ほぼ活動休止。
お隣の江刺では藤原の里での太鼓系しし踊りが公演再開と云うことで、
関係者の気持ちも少しは上向きと聞いています。
関係者が今年は踊らないと決めているのであれば、仕方がないですが、
追っかけファンの気持ちは下がったままです。
昔、昔、遠野にも、しし踊りがあったんだど、流行病があった年から、やらねぐなったんんだどさあ~
とならないように祈るだけです。