８月３１日（土）
来華後、昼・夜の会食などが続いたせいかお腹が悲鳴を上げ始めた。前夜寝ている時に軽い腹痛に見舞われた。まあ我慢できる程度であるし、あと３日で帰国である。念のためチェックアウトの時にフロントに聞いたら、常備薬はないと言う。
すぐに09年生のＺさんが面会にやって来た。今回彼女と会う時間が取れなかったのだが、青島へ出発する前にホテルのロビーで会うことになった。経貿学院卒業後曲阜師範大学で日本語を専攻しているが、今は実家の烟台に戻っていた。
その内に前夜の2人、ＹさんとＵさんが見送りのためやって来て、３人でバスセンターまで行くことになった。8:30発青島行きのチケットを購入後、時間までバスセンター隣接のKFC（ケンタッキー）で朝食をとりながら歓談した。3人の見送りを受けながら定刻発車のバスに乗り、烟台を後にした。
写真左：短い時間ながらZさんとホテルのロビーで話を交わすことができた
写真右：Yさん（右端）、Uさん（その隣り）もやって来て、これからバスセンターでの見送りに
実は本日これからが今回の中国訪問旅行の一番のハイライトで、３人娘もというべき教え子と青島で再会し、半日を過ごすことになっている。一緒に日本研修に来た仲間でもある08年生の３人は、お互いに誘い合わせてわざわざ休暇を取って遠隔地から来てくれるのだ。嬉しい限りである。
Ｘさんはクラスでもトップの成績で、情操豊か、好奇心が強い上に物覚えが早い。私の学生としては一番の存在で、部屋にも最もよく遊びに来てくれた。私もお世話をして研修生として来日、、日本滞在中にも２０数回会って楽しく過ごした。今回は２千キロ離れた深圳からお腹に５ケ月の身重の体を押して飛んで来てくれる・・・感激の至りだ。
そのXさんと無二の親友であったＹさんは山東省の西端から東端まで高速バスを１０時間近く乗り継いでやって来る。成績もトップクラスで、Ｘさんといつも一緒に遊びに来てくれた。日本では研修先が静岡だったので４，５回くらいしか会いに行けなかったのが心残りであるのだ。
Ｄさんは列車で５時間くらいの所から。学年は先の２人と一緒だがクラスは別、やはりそのクラスのトップであった。ＤさんはＸさんと同じ研修場所なので、ＸさんとＤさんと私の３人でよく遊び、思い出が尽きない。
昨年４月の中国帰国以来、お互いに１年４ケ月ぶりの再会になる。
私が青島のホテルに着いたのは予定の午後１時ごろ。既にＸさんとＤさんはホテル近くで待機しており、すぐにご対面！となった。早朝家を出たＹさんだけはまだ到着せず、後で合流することにして、Ｄさんが私に紹介したいと言う彼氏が待っている場所に行ってみんなで昼食をした。青島駅のすぐ近く、余りきれいな店ではなかったが、料理は美味しかった。
その後ＸさんやＤさんより青島を知っている私が案内して、近場を見て歩いた。やがてＹさんも合流、ホテルの部屋に戻って賑やかに話の花が咲いた。３人だけでの話になると私には全く聞き取れないので、ベッドの上に寝そべって体を休めていた。夜も８時過ぎ、食事に迷った末きれいなレストランに入った。そこは日本でも馴染みの「ピザハット」で、話を続けるにはよい場所であったが、勘定をする時に驚いた。中国の食事に比べて高いのは分かるとして、私が飲んだビール、瓶がないというので頼んだ缶ビールが２本で４０元（約６５０円）。中国感覚では「ふざけるな！！」と言いたい値段だ。因みに同じ飲食ビルの１階にある中国のお店では瓶ビール１本が８元（１３０円）である。外来のファーストフードが今中国に進出していることをこの中国訪問記（２）に書いたが、値段はかくあっても店の入りはすこぶるいいのだ。
それはそれとして、名残りは尽きないけれどまたの再会を誓って３人とは１０時頃サヨナラをした。
① ②
③ ④
①青島駅前で昼食。きれいな店ではないが、料理は美味しかった ②私が市内を案内する（バックは天主堂） ③３人娘揃う。左からYさん、Dさん、Xさん ④話はいつまでも尽きないが、別れの時間が迫って来た
