フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

時間はやってくるもの/房総勝浦に

2015-02-16 18:59:42 | 日記

   朝日新聞の土曜版で映画「時をかける少女」が取り上げられた。 32年前のヒット作なのだが、その中で次のようなセリフが紹介されている。
   (主役の原田知世演ずる)和子が(高柳良一演ずる)深町に言う。 「どうして時間は過ぎていくの?」。すると深町は答える。 「いや、時間はやってくるものなんだ」
   そうか、時間はやって来るものなのか。私もふと考えた。私の一生でもう70年が過ぎ去った。これはもう取り返しようがない。しかしこれからやって来る時間(5年なのか10年なのか知らないが)は私自身が作るものだと。このセリフは一時の警句ではなく、ずっと心に留めて置きたい。いいことを教えてもらった。

   昨日から今日にかけて家内と大手業者の会員制リゾートマンションの体験宿泊に出かけた。業者から招待を受けたもので、場所は千葉・房総半島の勝浦の高台に建つホテルに併設された施設であった。個人の別荘と違って会員制なので取得額はわずかで、固定資産税もかからないしメンテも不要。しかも会社が持つ全国のリゾート地の施設が利用できる、という利点が”売り”だ。今回の勝浦のマンションは偶然にも昨年11月に親しい知人との懇親旅行で利用した箱根の施設と同じ会社のもので、立地の良さやホテル並みのサービスと快適さなど満足度の高いものだった。確かに別荘を個人所有するよりずっと良い仕組みではある。ただ、会員権は30年有効というものの70歳になった私が実際に利用できる年数を考えると、ホテルを利用した方がコスト的には割安だし自由な計画もできると考え、入会の方はお断りした。 
   今日はポカポカ陽気の中、房総半島の南岸沿いをドライブしながら帰京した。

  
勝浦の街の遠景。右端が宿泊した所     海岸の夕映え       日本三大朝市の一つという勝浦朝市 

 

 

[日本語教師の中国滞在記] 山東省編#24-濰坊市の買い物

   前号では日常の食事材料など日本のスーパー、ジャスコでの買い物について紹介したが、その他の濰坊での買い物について書いてみたい。
   濰坊市内には大型スーパーやデパートが数多くあった。またパソコンや携帯、デジカメなどの電子機器や家具などの専門の大型ビルや個人商店、果ては道端の露店など実に様々で、買わなくても見て歩きが楽しかった。その中でジャスコに次いでよく買い物をしたのが「小商品城」というショッピングセンター。「小商品」とは日用雑貨のこと。地上4階地下1階の長い建物の中に、間口1~2間くらいの小さな商店がびっしり並んでいる【写真①】。  衣料品を始め日用雑貨、靴・鞄、時計、文具、化粧品など東京上野のアメヤ横丁を思わせる。ジャスコに比べると値段はずっと安い。スーパーやデパートなど会社組織の店は定価が明示してあって決して値引きはしないが、こういう所はほとんど値札がなくて交渉で値決めをする。買い手から「多少銭(いくら)?」と聞いたり、店の方から「幾らにしておくよ」と持ちかけたりして交渉。日本人の私など店の言い値を聞いただけで「安い」と思うのだが、はったりのつもりで6掛け(4割引き)くらいで吹っかけて、結果7~8掛けで買い、得した気分になった。だが後で学生に値段を話すと、「先生、それは高い。日本人だから騙してるよ」と言われる。小商品城では店の言い値の半額くらいにはなると言うのだ。まあ、私などは”いいカモ”だったかもしれないが、それでも安かった。
   デパートは「濰坊百貨店」【写真②】や「銀座商城」【写真③】など市街中心部だけでも5,6店あった。どこも中はきれいで、やはりスーパーとは品も違った。デパートでの買い物は品定めをしたらキャッシャーに行ってお金を払い、その領収書を持って品物を受け取るのである。
   大型スーパーは日本の「ジャスコ」やフランスの大手「カルフール」を含めてあちこちにあった。これらスーパーではバッグや袋物は店内に持ち込めず、入口でロッカーに入れなければならない。万引き防止のためだろう。買い物カゴに品物を入れ、レジで精算するのは日本と同じだ。日本と違うところは、野菜・果物や魚介類など量り売りする商品がかなりあって、これは計量所で値段票を付けてもらいレジで支払う。
   露天の多さは中国の風物詩だろうか。商店街の歩道や裏通りの路上は露天天国である。私有地がない国とはいえ、露天は違法のようであり、パトカーを見つけるやクモの子を散らすように露天商たちが逃げ去るのを見たことがある。私はそんな店で、日本で言えばお好み焼きや焼き鳥といった類のものを買い食いするのが楽しみでもあった。
   単身では自分で買い物をしなくてはならないが、家では主に家内が買い物をするので、こうした経験は新鮮だった。

 

     
①雑多なショッピングセンター「小商品城」 ②濰坊百貨店              ③銀座商城

     
  ④デパートの売り場光景       ⑤大型スーパーの前の駐輪場   ⑥至る所に出ている露天
 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 祝日神代植物園へ | トップ | 春節=中国の正月/初めて文... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事