文字摺草(もじずりそう)を見つけました。捩花(ねじりばな)とも、ねじばなとも言います。
ホトトギス新歳時記では夏、五月の候に載る季題。“芝地あるいは田の畔などに自生し、茎は10~20cmくらいの高さになる”とあります。
見つけた場所は意外でした。とあるマンションの細長い隙間のような処。植込みのようですがデッドスペースです。だから何も植えられてはいません。短い下草が少し生えているだけの一画です。この環境が文字摺草には良かったのでしょう。数本慎ましく生えておりました。
しばし見入ってしまいました。可愛いですね。螺旋に花が咲いています。見ていたら目が廻るかなと思いましたが目は廻りませんでした笑。俳句界ではとても人気のある花です。その姿を見ればさもありなんという感じですね。
捩れても芯は真つ直ぐ文字摺草