週末スーパーに行くのが結構好きである。
コロナ禍の緊急事態宣言中は、なかなか
妻に蹤いてゆくのは憚られたが、最近は
句会がない日などはスーパーに行く。
スーパー好きなのは学生時代の名残だ。
当時、コピーライターの勉強をしていた頃
課題に出る商品のコピーを考えるのに
先生からスーパーに行ってよく観察しなさい
と言われていた。だからにかく現場に行って
商品や値段やそれをどんな人が買っているのか
それを観察していた。私のスーパー好きは
その名残だろうと思っている。
入口入ってすぐの果物コーナーに
西瓜が涼感を以て陳列されていた。
シズル感たっぷりである。
縁側で庭に種を吐きながら食べた記憶。
その景は懐かしい昭和の心象風景である。
昭和てふ西瓜に集ふ日も遠く