平安夢柔話

いらっしゃいませ(^^)
管理人えりかの趣味のページ。歴史・平安文学・旅行記・音楽、日常などについて書いています。

実物大展示室・昼食 ~晩秋の京都へ3

2007-12-04 16:31:45 | 旅の記録
 風俗博物館には、「実物大展示室」という、畳敷きの部屋があります。ここには、調度品や平安時代の遊び道具、御帳台が展示されています。

 でも、ただ見て楽しむだけではなく、袿や狩衣が試着できるのです。しかも、遊び道具で遊んだり、御帳台の中に入ったりもできるのです。つまり、思いっきり平安気分に浸ることができるのですよね。

 それで私も、袿を羽織ってみました。着させていただいたのは紫色の袿です。今までも、こちらで袿を着たことは何回もあるのですが、紫色は初めて拝見しました。気分はすっかり紫の上です。もちろん、御帳台の中にも入ってみました。

 ただ今回は、扇が壊れていて使えなかったため、顔を隠した写真を撮ることはできませんでした。そこでその代わり、お部屋に飾られていた光源氏らしい貴公子の人形の写真を載せてみました。うーん、やっぱりかっこいい。

 このように、今回も風俗博物館を思いっきり堪能させていただきました。スタッフの皆様、いつも素敵な展示をありがとうございます。

 昼食は、博物館から100メートルほどの所、堀川通り沿いにある京都フレンチレストラン「むとう」というレストランに行きました。今年7月に開店したそうで、私も友人から話を聞いていて「行ってみたい」と思っていたレストランだったのでラッキーでした。

 入っていくと涼しげな水の音が…。まるで貴族の邸宅に来たような気分です。やがてエレベーターで2階のレストランに通されました。静かで落ち着いた雰囲気です。ここならゆっくり食事ができそうです。

 週替わりランチ1600円、シェフおすすめランチ3200円ということでしたが、めったに来られないので、私もだんなさんも思い切ってシェフおすすめランチにしました。
 前菜は、かつおと野菜のサラダ、かつおがすごくおいしかったです。それからベーコンとキノコのスープ、具だくさんでおいしかったです。
 次に出てきたのが、ライスとメインディッシュの牛ヒレ肉のステーキ、野菜がたくさんのっていてヘルシーな感じがしました。ソースは選ぶことができたので、私はコショウ味のソースにしました。もちろんおいしかったです。
 最後に、デザートのアイスクリームと飲み物。おいしくて満足でした。ごちそうさま~。

 食事をしながら、隣のおばちゃんやみかんさんと歴史の話や京都の話などに花を咲かせました。こうして歴史好きの方々と色々お話しするのは楽しいです。風俗博物館の展示に関連して、「朱雀院から持ちかけられた女三の宮降嫁の話を引き受けるか引き受けないかでうじうじしている光源氏、いらいらするよね」、何て話もしましたし…。

 さて、食事が終わって身も心も満足、次はタクシーに乗り、隣のおばちゃんお薦めの紅葉の穴場、枳殻邸に向かいます。

☆トップページに戻る