漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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第2子妊娠成功!

2006-06-05 | 生理・生理不順・生理痛
「いきなり妊娠反応がでてびっくりしました!」と来店されたのは、1児のお母さん。

第1子の妊娠のときも漢方薬療法で成功したので、是非第2子も漢方薬で対策して、できるだけ早くほしい!と来店された女性でした。

もともと卵胞期が長くなりがちで、クロミッドを用いたタイミング療法でもうまくいかず、その後の漢方療法で妊娠したという経験の持ち主です。

今回もやや卵胞期が長引いたにもかかわらず、黄体期への移行はとてもスムーズで体温も安定しておりみごと妊娠にこぎつけてくれました。

稽留流産の経験があるので、胎盤への栄養供給が落ちないよう、引き続き「婦宝当帰膠」と「胎盤エキス」は服用していただくことにしました。

まずは、10週くらいまでは、冷やさないように、疲れないように、大事にしてね。

一緒にこられた子供さんもなんだか今日はうれしげで、ニコニコしていました。
なんとなくわかるのかな?

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不妊症


金銀花(きんぎんか)・おめでたい名前の植物

2006-06-03 | 薬草・生薬
おめでたい名前の植物です。つる性の1本の株に金と銀(?)の花が同時に咲きます。
このあたりでは、比較的よく見られる植物で、和名はスイカズラ。
早朝散歩のコースで見つけました。

他の呼び名は、二宝花、忍冬花、双花など。


実は、この花やつぼみは、漢方薬の材料として用いられます。

「清熱解毒」
つまり、ほてりや炎症をさます働きを持ち、「銀翹散:ぎんぎょうさん(商品名:天津感冒片)」という、のどの痛みや熱タイプの風邪に用いる処方にも含まれています。
この処方名の「翹」は連翹(れんぎょう)が含まれているからです。
連翹の種子です。

漢方って意外に身近なものです。



花の形を見ていると、いかにも、のどの痛みに効きそうな気がします。

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血流測定会・有難うございました

2006-06-01 | 漢方的話題
先週の血流&体成分分析測定会は、おかげさまで大盛況のうちに終了しました。

中年以降は、筋肉の減少が目に付きました。
筋肉不足で、新陳代謝が落ちて血流もゆっくりになってしまうので、漢方対策や食事の改善と同時に運動も必要なようです。

夫婦ともに運動マニアだと自称する50代後半の女性に教えていただきました。
(この方は「冠元顆粒」や「婦宝当帰膠」も服用されていて、測定結果はほぼ満点でした。)

いわく、
『肩より上に腕を上げる運動を毎日おこなうと
 上半身の筋肉を鍛えることができる
 女性は特に上半身の筋肉が落ちやすいので
 この運動はおすすめ。
 洗濯物は、高いところに干すこと』 
だそうです。

肩の筋肉が落ちると、頭痛や肩こりを起こしやすくなります。
ダイエット嗜好の若い女性もぜひ、筋肉運動をやってほしいですね。

土曜日は奥様に連れられた(?)男性軍でにぎわいました。
「メタボリックシンドローム」を気にしている方が多かったです。
実際、体重は標準でも体脂肪率が高い「隠れ肥満」タイプがちらほら。
やはり、あの統計は現実らしい。

女性と比べて、いろいろ言い訳するところが、男性のデリケートさ。
奥様は横で、あれがいけないんじゃない、これをやめればいいのよ、と
厳しい突っ込み・・・

ん~、このパターン、うちだけじゃないのね。(ちょっと安心

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