漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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第二子も漢方対策で自然妊娠

2014-06-17 | 子宝・妊娠体質つくり
30代女性。生理前緊張症が強く、第一子を希望されたときの漢方対策も
炒麦芽や逍遥散がよく効いた覚えがある。

一人目ちゃんはかわいいけど、育児ストレスもあり、
基礎体温グラフのスパイクが大きくてやっぱり炒麦芽からスタート。
生理前のいらいらが強く、補血、理気活血+生理前10日間は重鎮安神剤

この重鎮安神剤がとても気持ちよいとのこと。
補腎剤も低温期と高温期を工夫して服用。
少しずつ基礎体温もよくなってきたけどその後数か月ブランク。

久しぶりに来局。
病院で八味地黄丸、当帰芍薬散を処方されたっぷり残っているのだけれど・・・とのこと
これも利用することにして服用期間を工夫しさらに補腎、理気活血を強化。

2か月後、あっさり妊娠陽性。

3か月後にはつわりの相談に。
香砂六君子湯がよく効いた。お腹のハリが出るときは当帰芍薬散を服用していただき体調良好。
補腎剤は引き続き服用して、安定期に入るまでしっかり腎精をキープ。

ビワの実。千葉県が北限と言われてるけど温暖化が進んでもっと北上してるかも。

第一子のときに用いた補腎剤でスタートしたのですが、
その時と体質が変わっていたので、補腎剤の種類を変えたとたんに妊娠できました。
気の流れをうまく整えられたのもよかったと思います。

不妊対策をやっていると、処方が「血の道」に囚われてしまいそうになるけど
まっすぐその人の体質を見ることが大切だと実感した一例。


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