漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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身体を「漢方浸たり」にする・湿疹・アトピー研修会

2014-10-20 | 肌トラブル・アトピー・美容
昨日は東京で皮膚病研修会。
日本皮膚科医による講演で皮膚病の治療法とステロイドの使い方や副作用をしっかり復習し、そして中国雲南省の大学病院皮膚科医の講演で、漢方治療の基本処方と最近の研究と発展を研修。朝から晩まで缶詰。



中国での漢方処方量は、日本人より一桁多い場合もあり、
特に急性期(炎症が強いとき)の量は、日本人じゃお腹をこわすだろうと思うほど。
(日本人の漢方対策では胃腸の強化が欠かせない)

おそらく、入院してこれだけ大量の漢方でお腹を満たせば、甘いおやつなどもう入る余地もなさそうで、これを数日続ければ体は「漢方浸り」って感じだろう。

それでステロイドも使わないのに炎症がスッキリ治まってしまうのは、やっぱり体は食べるものからできているってことの証だろう。

スキンケアも漢方処方。煎じ液で湿布する。
日本は江戸時代の300年を鎖国したので、中国の漢方による皮膚科治療が伝わらず、今の日本には漢方の塗り薬製品がほとんどない。
なので、当薬局では爽肌精瑞花露というスキンケアシリーズで対応しているのだけれど。

日本の環境では「漢方浸り」になるのは難しいけど、がっちり漢方と食事、生活習慣を変えるなどできっと体質は変わる。

とは言っても、生活習慣はなかなかすっきり変えられず、再発が多い皮膚疾患。
少しでも漢方養生でそれを補ってほしいと思う。


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