漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

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タカサブロウ(旱蓮草)・養肝益腎、烏髪固歯

2014-08-27 | 薬草・生薬
夏が終わるころになると急に髪がパサついてきて、また抜け毛や白髪が増えるんじゃないかと心配になります。それにお肌はチリメンジワが増えた気もするし・・・体が干からびてるのかなあ

そこで思い出す処方が二至丸(商品名・二至丹)
旱蓮草(タカサブロウ)と女貞子(トウネズミモチ)の二味からなる処方。
肝腎陰虚を補い、白髪対策にも用いられる。生理不順や不妊対策ですでに利用されている方も多いですね。

田圃道を散歩するとあるんです今時。タカサブロウ。
田圃の雑草ですから、刈って帰ろうかと考えたりもしますが、まあ大変な労力ですからね、それなら二至丹の錠剤をポンとのんだほうが楽です。

以前みつけたアメリカタカサブロウよりすくっと上に伸びていて大柄。

これがもしかしたらアメリカじゃないタカサブロウか?

アメリカタカサブロウとタカサブロウはタネの形が微妙に違うらしい。


タカサブロウと二至丹こちらは、以前に見つけたたぶんアメリカタカサブロウ。茎が延びるにつれ横に広がりやすく、葉が細くて小振り、花も小さ目。10月でした。


タカサブロウ(高三郎)
キク科でその全草を生薬「旱蓮草(カンレンソウ)」という。
甘酸、寒  養肝益腎、烏髪固歯
つまり肝腎を補いふらつき、めまい、歯の動揺、早期白髪などに女貞子などと共に用いる。
止血作用もある。


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