漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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桜庭一樹著「GOSICK」謎解きの楽しさと純愛

2012-04-14 | 
たまたま手にした1冊から止まらなくなってしまった桜庭一樹の事件の謎解き物シリーズ。

GOSICK (ゴシック)
GOSICK II -ゴシック・その罪は名もなき-
GOSICK III -ゴシック・青い薔薇の下で-
GOSICK IV -ゴシック・愚者を代弁せよ-
GOSICKs -ゴシックエス・春来たる死神-
GOSICK V -ゴシック・ベルゼブブの頭蓋-
GOSICKs II -ゴシックエス・夏から遠ざかる列車-
GOSICK VI -ゴシック・仮面舞踏会の夜-
GOSICKs III -ゴシックエス・秋の花の思い出-
GOSICK VII -ゴシック・薔薇色の人生-
GOSICKs IV -ゴシックエス・冬のサクリファイス-
GOSICK VIII 上 -ゴシック・神々の黄昏-
GOSICK VIII 下 -ゴシック・神々の黄昏-

ついに読破してしまった・・・・終わってしまったさみしさ。

読み始めは先が知りたくて、盛んに読み急いだのに、
残り少なくなるとこの二人の新しいエピソードに出会えなくなるのがさびしくてたまらない。

前半、幼さのあった久城がやがて大人のたくましさを身に着け、
一方、恐ろしく頭脳明晰であるのにその残酷な生い立ちゆえに
「愛」を理解できなかったあのヴィクトリカが最後には、久城のために未来に向かって生きたいという。
最後のVIIIでは、あの桜庭一樹のダイナミックさがさえわたり本領発揮といった感じがした。
胸が熱くなって涙があふれた。

アニメにもなっているようですが、私の中の久城とヴィクトリカのイメージは崩したくないなあ。