漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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にきび

2005-05-27 | 肌トラブル・アトピー・美容
20代の女性がにきびの漢方相談で来店された。頬から下、あごの周りなど顔の下半分に集中していて、にきびの色は赤紫色か皮膚色で、じわ~とできて長らく滞在してしまうタイプです。

中医学的にみると、にきびが紫がかっているのは「お血」(血流が停滞気味)であることを表し、停滞型の場合は「湿」または「湿熱」(無駄な水が体に停滞している状態で胃腸系に問題があることが多い)状態が想像できます。
いわゆるにきびの軟膏などを塗っても、治りがよくないタイプです。

聞けば、好き嫌いはないものの食生活が偏っており睡眠時間も不足気味とのこと。さらにやや便秘気味。
漢方対策も行いますが、ふだんの養生がとても大切。
コッテリ味や刺激物を避け、旬の野菜を充分摂り、夜食を禁止して夜間胃腸に食べ物を溜め込まないようにします。
早めに就寝し良質の睡眠を取り体力回復を図ることも大切。
洗顔はぬるま湯を用います。

にきび養生法

追)昨夜は勉強会に出席し、楽しみにしていた「宮廷女官チャングムの誓い」を見逃してしまいました。
残念・・・