江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

ねずみ

2015-04-08 23:56:56 | 日記
ブラジルから帰ってきたら、
なんとベランダにネズミがいた。
隣との境を上り下りしていて
お隣が飼っているわけではないので、
2階まで登ってきたのだろう。

窓が閉まっているから安心しているのだろうか、
我々の姿を見ても、逃げない。
ハタネズミかイエネズミだろうか、
小ぶりだ。
初めてじっくりと観る。
しっぽに毛が無く、
くにゃくにゃ動くのが、何ともミミズのようだ。
顔を見る、
つぶらな瞳で、可愛い顔をしている。
いやいや、いけない。
何せ相手はネズミだ。
すぐに殺鼠剤を購入、
数日後に餌が一つなくなって、
それ以来姿を見せなくなった。

エアコンの配管を通って室内に侵入したという話も聞き、
マンションだからと言って、安心はできない。

それにしてもネズミ好きは多い。
”トムとジェリー”を見ていて、
よくもここまで猫を目の敵にできるものだと思う。
トッポジージョと言うのもあった。
そしてあのネズミ。
コカイン中毒から生まれたと言われるだけあって、
私には怖い顔に見えるのだが、
そう、我が家に来たネズミのほうがよっぽどかわいい
それにもかかわらず街中はぬいぐるみやら何やらで溢れている。
これも中毒?
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さくら

2015-04-06 16:24:04 | 日本の文化について
今年はたっぷりと桜を堪能した。
お花見は2度も。
暇だと言えばそうなのだが、
鋸引きでビシビシに張った筋肉を休めるのに
ちょうどよかった。

1度目は府中で、満開の桜が
2度目は武蔵野市で、
強風に煽られて乱舞する花びらが
それは見事だった。
その日はつい車を走らせて、
武蔵野から三鷹、調布、狛江と桜の見どころをたどり、
おなかがいっぱいになるまで桜の乱舞を楽しんだ。

土曜日は吉田屋商店、
町内会が植えた枝垂れ桜2本が満開を迎えていて、
その下で人形を遣った。
どんよりと曇って、今にも雨が降りそうな天気だったが、
花の力は凄い、
私たちはウキウキと人形を遣い、
通行人もどんどん中に入ってきて、よく観ていた。
(と言っても、実に外国人が多かったのだが)

日曜は埼玉県の羽生。
東北道をちょっと北上しただけで、
ソメイヨシノは見事に咲き誇っていた。

ソメイヨシノは実生で育たない。
枝を接木、挿し木をして増やすので、
樹ではなく枝だという人もいて、寿命も短い。

本居宣長が詠んだ
「敷島の大和心を人問はば 朝日ににほう山桜花」
は、吉野の山桜の美しさを称えたものだが、
大和心は愛国心に、山桜はソメイヨシノになり、
兵士に叩き込まれるようになってしまった。
無粋な話である。
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2015-04-04 23:31:17 | 日本の文化について
私は嘗めていた。
節なんて、縦引きののこでたやすく切れるものだと。
甘かった。

今男の胴の形をちょっと変えてみようと思っている。
材木商の友人にヒノキの材を頼んだら
(材木商と言っても、時代劇に出てくる火付けするような悪い奴ではない)
先代が「良い材だ」と言って残していた
梁か柱にしていた材を2本、渡してくれた。
縦引きして1枚板を切り出した。
それまでは良かった。
手で引いただけだったのだが、
切り口がすでにカンナ掛けしたような美しさだった。

それで私は油断してしまった。
もう一枚切ろうとした時、
そこに節があるのはわかっていた、
でも苦も無く切れると思っていた。
ところがだ、

切れない。

どうやっても切れない。
1時間半も格闘し、疲れ果てて諦めた。
横引きしてその部分を切り落としてしまったのだが、
実は大木だったのだろう、
節は大きくしかも目が詰まっていて、
切り口はピカピカに光っていた。

こんなことを2日間も続けたら、
全身ビシビシに筋肉痛になっている。
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