江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

凄かった

2014-06-25 00:31:38 | 日記
遠くで雷が鳴った。
でもすぐ静寂になる。
天気予報だと、そろそろ雨が強く降るはず。
なんとなく肩透かしを喰った感じ。
と、すぐそばで雷鳴。
雨が降り出す。
来たね、そう思ったのも束の間、
雹が降り出した。
と同時に風が横殴りに吹き出す。
辺りは白くけぶり、近くのビルも見えなくなる。
1cmぐらいの大きさだった雹が、あっという間に3cmほどになる。
ものすごい音を立てて窓に当たる。
ガラスが割れるかと思うぐらい、
だからブラインドを下ろす、ともかく我が身を守らなくては。
ふと洪水という言葉が、頭をかすめる。
でも何年か前に下水道を太い管に替えていた。
だから大丈夫だろうと・・・・

音が小さくなったのでブラインドを上げると、
向かいの屋根が真っ白になっている。
まるで大雪が降ったみたい。
外が人の話し声で賑やかになる。
道を見ると、道を濁流が流れている。
愛車を止めている駐車場は、激しく流れ込む水で田んぼの状態になっている。

今日は打合せ。
客人は駅で足止め。

数十分で水が引いたので客人を迎えに行くが、
方々に雹の山ができている。

打合せが終わって客人を送るが、
大気中の湿気が雹の塊に反応して
湯気のように靄が立っている。
その幻想的なこと!

玄関先のアジサイは、無残な姿をさらしている。
窓の外の立木も、枯れ木のようになっている。
確かに雹が降り始めた時、目の前を木の葉が千々に乱れ飛んでいた。
それが排水溝を塞いだのだろう、
もの凄い量の木の葉が、排水溝を覆っていた。
人知の及ばぬ天の力、改めて実感した。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブラジル

2014-06-23 00:12:20 | 日記
日本チームの初戦、我が家はテレビをつけていなかったが、
外で歓声が上がって日本が得点したと確信。
そして何とも言えないため息が聞こえてきて、失点したと知る。

今回のW杯の出場国のうち、人形を遣ったことのある国は13か国に上る。
どうしても行ったことのある国を応援してしまうのだが、
その中でも“発展途上国”には、力が入ってしまう。
私はダイジェスト版で楽しんでいるが、
かみさんは明け方まで毎日楽しんでいるようだ。

ブラジル国内は20都市ほど行っているのだが、
会場になっているのはそのうちの5都市ほど。
それぞれに深い思い出が残っている。

サンパウロはあまりに多すぎて、書き出したら止まらないだろう。
日本人街の入り口で大道芸したことや、
知人の家を借りて住んだことなどが、印象に残っている。

リオデジャネイロは、初めて行った時に感じたにおいや
宿泊していた日系人協会の建物のそばで銃撃があって、
流れ弾がその屋根に当たってたこと、
そしてカリオカ広場で大道芸した時のことが思い出になっている。

クリチーバは、きれいな街だった。斬新な劇場や植物園など楽しんだし
なんと選挙の応援に人形を遣うこともした。

ブラジリアは最もつまらない町と予想していたが、
都市計画もここまで行くと見事としか言いようがない、
実に面白い町だった。

マナウスの空港から外に出た途端、湿気と熱気に包まれ、
ああ、これが熱帯、と実感。
アマゾン川に船を出したことは、今も話題に上る。

もう故人になってしまったが、
ブラジルに初めて行った時に大変お世話になった人は
自称“ブラキチ”
ブラジルは確かに危ない、油断のできないところなのだが、
なぜか私たちも、はまってしまって“ブラキチ”になっている。

今回のW杯を通して、ブラジルが好きになる人が増え、
また出来れば日系人の歴史に興味を持つ人が少しでも増えれば
と願っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

違法?

2014-06-16 23:48:55 | 日本の文化について
先日のこの欄に“2寸”と書いたが、
実は法律に違反していて、罰金刑になる。
捕まらないのは、警察の「お目こぼしのお陰」だそうだ。

1959年から取引や証明に尺貫法を使用してはならないことになったのだが、
伝統の世界では“黙認”されているとのこと。
もちろん明文化なんてされていない。
何のための法律なのだろう。
こんな変な法律がまかり通っている。
もし本気で日本の伝統や文化を尊重するのならば、
その基本となる尺貫法を
“黙認”などという小賢しい方法を取らず
法律を廃棄して自由に使えるようにすべきなのだ。

ほとんどの舞台は、尺貫法のほうが通じる。
カシラに使うハリコ紙は、1貫2貫で発注する。
氷も1貫2貫だ。
畑は1反2反。

一寸先は闇
一寸の虫にも五分の魂
五里霧中
一分の狂いもなく

ざっと思いつくままに書いてもこれだけ尺貫法が使われている。
「百貫デブ」なんて言葉もあったが、これは問題外か。
英語教育に力を入れるのは良いが、
まずは日本語力がしっかりしないと、思考力が弱くなる。
尺貫法はただ計量に用いられるだけではない。
しっかりと日本人の感覚の中に入って
言葉の中に生きてきた。
使えなければ、その感覚を失っていく。
それを法律で進めてきた。
これは廃棄すべき法律なのだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正福院

2014-06-14 23:53:02 | 日記
創建は600年前になる曹洞宗の寺院。
御本尊の安置されているところの脇で、人形を遣う。
厨子の扉は閉まっていたが、手を合わせ御挨拶してから準備を始める。

住所は仏向町、
他から来た人に「仏壇屋さんが多いのですか」とよく聞かれる
とは、檀家総代のお話
「仏に向かうなんていいじゃないですか、未来が明るい感じがして」
因みに仏壇屋さんはなかった。

人形を遣ったお寺は、これで八つ目になるだろうか。
宗派はそれぞれだ。
なんとリピーターがいらっしゃるのは有難いこと。

でもこのお寺は、今までのとちょっと違っていた。
畳が少し大きいと、間口2間の地絣を敷いて初めて気づいた。
一枚の畳の長い辺が、2寸ばかり長い。
何故なんだろう。
このことを住職に伺いたかったが、
残念ながらできなかった。
今このブログを書いていて、
ますます知りたくなってしまった。
どうしてだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月8日 大道芸は中止

2014-06-08 11:37:24 | 日記
残念ながら予報が外れることはなく
時折小雨が降っていますので
今日の吾妻橋テラスでの大道芸はキャンセルいたしました。

3日間の大雨で隅田川がどうなっているか興味はありましたが、
満潮の時ですらかなり迫っていて、
ちょっと怖さを感ずるくらいですから、
荒川からの取水制限をしているのでしょうが、
やっぱりね。

触らぬ神に祟りなし
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする