あと１週間です

３０周年記念と言うと、今までの公演と少しでも違いがなくては。
いろいろ考えました。
私たちらしさを考えると、どうも派手な事は似合いません。
結局地味ですが、ちょっとだけアクセントを付けました。

初日まであと１週間になりました。
昼公演は３日間とも残りが少なくなってきました。
３１日・土曜日の夜公演は、まだ余裕があります。

よろしければ、秋の夜長を向島百花園で過ごしませんか。

エコポイント

よくわからない。
購入したら付くポイントのどこがエコなのであろうか。
我が家は、エコそのものである。
引っ越したときにエアコンを捨て、２０年以上も使ったことがない。
扇風機は持っているが、今年は何回使ったであろうか。
東京は、南北に窓が開いていれば、風は良く流れるのだそうだ。
我が家がそうだ。
大阪は東西だと聞いた。
それぞれの土地の風向きにあった家を立てた人にこそエコポイントを
付けるべきではないか。
エコカーだって、急発進、急加速、シフトダウンせず急ブレーキばかり
していては、とてもエコとはいえないだろう。
エコ
本来の意味を無視して上っ面だけで使われているのは、
既に死語化していることにならないだろうか。
私はこの言葉を目や耳にすると、
ちょっとうんざりし始めている。

１０月１８日 上野

今日は快晴。
人出も多く、上野の山は大いににぎわっていた。
ただちょっと気になった事。
それは、子どもたちが少なかったように感じた事。

暗くなる頃、エンディングの恒例・夜会が始まる。
お客さんの中に芸人が入り込み、お客さんを巻き込み、大いに盛り上げ
そしてお客さんに余韻を残す。そんな企画意図だと聞いた。
私はこれが好きだ。
足元で踊る人形に大人も子供も驚き、中には逃げ、中には追いかけてくる
そんなやり取りが面白いのだ。

ところが今日は、捜さないと子どもたちがいないのだ。
多分インフルエンザの影響なのだろう。
ちょっと淋しかった。

上野は雨

今年は上野と三軒茶屋の大道芸の日程が入れ替わった。
私はそのチェックをしていなかったので、三軒茶屋の方に出られなくなって
しまった。
去年ここに出られたからフランスに行けたのに、不義理も良いところ。
大変申し訳なく、反省仕切りである。

毎年上野のヘブンアーティストは、雨になる。
入れ替わった事で三軒茶屋のほうが雨になるのではないか、との不穏な予想も
あったのだが、
なんと今日の夕方、雨が降り出してしまった。
上野に雨が付き物というジンクスは、今年も当たってしまった。
でも台風などの例年の天気に比べると、ずっと良かった。
何せ夜会のときに降り出したのだから。

明日は快晴だそうだ。
楽しい出会いがあればと思う。

詩人

木村新氏は画家である。
今日久しぶりにお会いした。
彼は風景を得意としている。
私の父とはまた違った色彩感覚で、面白い絵を描いている。

私の横で突然ノートを取り出し、何か書き始めた。
詩を書いているという。
この頃はすっかり絵より言葉の世界にはまっていると言う。
何か言葉を言って、と言われた。
丁度人形を遣い終わったばかりだったので、「糸あやつり人形」と言うと
数秒考えてから「うん、出てきた」
それからものすごい勢いで詩を一篇書き上げた。
それを頂いたので、ここに紹介したい。


「いとあやつり」　　　木村　新　作

宇宙から細い細い
糸がよれながら
神の服がほつれる
地球の水が赤くなり
青い海は
まんげきょうのものになり
あなたのひとみのもとが　からまった
道の横の花の命の
すがたみ
うつったのは
今の足の先
ただ見ていたのに。