江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

大須大道町人祭

2009-10-14 01:21:20 | 日記
この町は元気である。
面白いと思ったことは必ずやり遂げる、そんな力強さを持っている。
例えば前夜祭。
ある年は名古屋の「英傑行列」をもじって「エエケツ行列」
全員お尻を丸出しにして行列行進したとか。

今年は「金の玉ころがし」
二つの商店街が、新しくできる広場のドームの話題を盛り上げるため、
金の玉を競って転がし、先にゴールしたほうが下駄に乗せて、
「たまげた!」
このイベントの最中、商店街にかかっている曲が
「金太、負けるな」

このばかばかしい事を真面目に取り組むのが、ここの強さなのだろう。
到着が遅れて見られなかったのが残念だった。

様子を伝えてくれた人が、「金太、負けるな」の説明をし始めた。
こんなの小学生のときに流行ったな、と思い出していたら
「知っている」と言いそびれてしまい、その人はますます一生懸命説明して・・・

大須は面白い。
来年はどんな事を考えるのだろうか。
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カメラマニアの皆さん

2009-10-13 00:04:16 | 日記
大須大道町人祭を無事終えて、帰って来ました。
楽屋では、出演者の間でカメラマニアの方々について随分話題になっていました。
私たちのステージでは気にならなかったのですが、移動中に目に付いた事が
ありました。

大須は、魅力的な路地がたくさんあります。
祭の最中はアーケードのある通りが人で溢れるので、なるべく人通りの少ない
路地を通ることにしているのですが、そこでのこと。
若いカップルが、記念撮影をしようとしていました。
路地奥の店を背景に彼女を撮ろうとしている彼氏。
そこへ首から大きな一眼レフカメラを掛けたいかにもマニアって感じの男の人が
やってきて、どうやら撮影場所を探している様子。
なんと彼女の脇に立ったまま動こうとしません。
カメラを構えた彼氏なんて全く目に入らないらしい。
彼氏は怒って、彼女を促し去ってしまいました。

おいらん宿近くの路地の出口、かむろを3人並べて何人ものマニアが写真を
撮っていました。
ステージを終えて戻ってきた私たちは、遠慮して脇にずれ、撮影が終わるのを
じっと待っていたのですが、わたしたちに気に掛ける人は一人もいません。
いつまでも終わりそうになく、仕様がなく声を書け通ったのですが、腹が立つと
いうより、寂しさを感じてしまいました。

私たちが写真を使うとき、フレームの隅々まで気になります。
だから写真を撮る人は、フレームの中だけでなくその回りまで、気を遣って
欲しいと思います。

楽屋での話題は、この2つの例の延長にあるようです。
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風の子

2009-10-09 13:55:23 | 日記
強風が吹き荒れた朝、ゴミを出そうか出すまいか迷って外を覗いたら、
前の通りを何か黒い影が走り去って行ったように見えた。
今のはなんだろう
と、見ていたら
遅れて小学校低学年の男の子が、
ランドセルをしょった背中に風をたっぷり受けて、
まるで帆のように反って駆け抜けていった。
きっと、いつもより早く走れるのだろう。
楽しくって仕様がない、と
背中に書いてあった。
子どもは風の子か。
すると、さっきの黒い影は
風の又三郎だったのだろうか。
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10月4日 善光寺

2009-10-07 23:23:37 | 日記
長野市に行くのは25年ぶりだっただろうか。
その時1泊したのだけれども、全く参拝する余裕はなかった。
だから今回はなんとしても行こうと思っていた。

何とか都合をつけて駆け込む。
僅かな時間だったけれど、何か忘れ物をしたような感じがしていたので、
まずはほっとする。

祭のスタッフに、善光寺の宗派を尋ねる。
無宗派だという。
意味が分からなかった。
天台宗と浄土真宗が強いけれども、いろいろな宗派が集まってできたので
無宗派だという。
だからこれだけ信仰を集めているのか。
山門から見下ろすと、参道は人で埋め尽くされていた。

帰りに唐辛子屋による。
飯田市の行きつけの店で知った唐辛子。
「大辛」を求めて寄ったのだが、なんと「超大辛」があった。
また携帯のストラップになったかわいらしい唐辛子の缶もあった。

お天気も良く、人も良く集まり、今日は大満足の一日だった。
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10月2日 石巻

2009-10-07 00:49:48 | 日記
その日は朝から雨だった。
会場に着いたときは、かなり雨脚が強くなっていた。
私たち二人は、ハレ男とハレ女だ。
それでも雨ということは、きっと楽天が2位になったから神様が驚いたのだろう
と公演の頭で振ったら、随分和やかな雰囲気になった。
今インフルエンザが流行っているという。
その上この雨だから、客足は伸びなかったようだ。
でも雰囲気は良かった。

仙台に4年もいたが、石巻に来たのは初めてだった。
ふと気付く。
東北地方を挟んで、西に男鹿半島、東に牡鹿半島
共にオスとシカだ。
何か意味があるのだろうか。
翌日その牡鹿半島に行く。
鄙びた漁港が幾つかあって、こういうところに行きたかっただけに
とても落ち着く。
どこにも牡蠣の処理工場があって、どこも忙しく立ち働いていた。
帰りの道すがら、道端でススキなど野草を摘む。
この日は十五夜。
昨日の雨が嘘のように月がよく見えた。

石巻の宿の側に、大嶋神社がある。
なんとご神体の山に登れるとある。
登ってみると太平洋が望めた。
その手前に石ノ森萬画館が見える。
石巻は面白い町だ。
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