江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

2011-05-10 23:41:44 | 海外四方山話
焼肉店に久しく行っていない。
魚が好きだという事もあるが、あの霜降りというのがどうも好きになれない。
ニュースを見るうち南米で食べた肉を思い出し、向こうで食べたくなってしまった。

ブラジルではシュラスカという肉料理が一般。
剣のような串に肉を刺し、火に炙ったのを持って各テーブルをまわる。
好きなところを好きなだけ切ってもらう。
テーブルについて最初に来るのが、鶏の心臓。それからソーセージが来て
いろんな部位がまわってくるのだが、説明を聞いてもほとんど右から左に
流れてしまい、覚えていない。
唯一覚えているのはこぶ、ブラジルの牛にはこぶがある。
他にウサギやワニの尻尾というのがあったが、肉を食べつけない私は少しで
腹いっぱいになってしまったし、まずいと思ったら捨てても良いといわれても、
ついもったいないと思って皿に取ったものは全て食べようとするから
ワニは食べてみたいと思ったけれども、身体が付いていけなかった。
ブラジルにはこれまで4回行っているが、後にも先にもワニが出ていたのは
1回だけで、ちょっぴり悔しい思いをしている。
ワニはブラジリアで出た。

パラグアイではステーキがたっぷりと出た。
硬い肉と柔らかい肉。
つい柔らかい肉ばかり食べていると、イグアスの友人は急に説教を始めた。
硬い肉と柔らかい肉は味が違うから、最初に硬い肉をじっくり噛んで味わい、
それから柔らかい肉を食べると、また違った味が楽しめるのだ、と。
そういえば彼は、若い頃カピバラをよく狩猟して食べたといっていた。
この肉は美味しいらしいのだが、肉の匂いが体臭に出て、
デートの前にいくらシャワーを浴びても匂いが取れず、困ったと言っていた。
食べてみたいと思ったが、今は保護の対象で狩猟禁止だとか。
最近ニュースでよくカピバラを目にする。
それを見るたびこの話を思い出している。

初めてアルゼンチンに行ったときは、ブラジルより肉が美味しいと言われていた
にもかかわらず、公演の打ち上げで出てきた肉は焼き過ぎていて硬く、
とても食べられたものではなかった。
そのため一緒に行ったスタッフは、それから1年間肉を食べなかったという。
だから二度目に行ったとき、最初は手をつけなかった。
ところが食べてみると、美味い。
赤身の肉をブロックのままで炙るように焼いている。
なんとこの食べつけない私が、毎日朝・昼・晩と食べても飽きなかった。
すると現地在住の日本人女性に言われた。
日本の肉は霜降りになっているからすぐ胃にもたれるけれども、
アルゼンチンの肉は脂が少ないから、いくら食べても全然胃にもたれないのよ、と。
豚肉も美味かった。

あの塊の肉、無性に食べたくなるときがある。
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