江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

忘れないために

2011-12-20 22:23:25 | 日記
震災の写真集が、様々なところから出版されているのは知っていた。
ただ、そういうものは買いたくないなと、思っていた。
それは、それ程思い入れることではないだろう、
自分の記憶の中にあるからいいや、といった思いからだったと思う。

ところが被災地を何ヶ所か回ったあと、被災地のお店に入って手にしたとき、
考えが変わった。
写真を見て、”あの時”の感情が一気に甦ってきたのだ。
人は忘れる。
忘れなくても、自分の都合のよいものに記憶は変わる。
だから写真集を見たとき、思い出したのだ。
忘れないためにも、写真集を買おう。

南三陸町など地元の新聞社のものがほしかったので、仙台に行ったときに捜して
手に入れたのが

河北新報社刊「巨大津波が襲った」(発生から10日間 東北の記録)

そして東京に戻って購入したのが

サンデー毎日緊急増刊「東日本大震災」

毎日新聞社刊「東日本大震災(3・11から100日)」

3冊に目を通した。
津波の凄まじさもさることながら、被災者の一人一人の表情が目に焼きつく。
フェンスにもたれながら、呆然と壊滅した街を眺める人々の後姿、
背中が全てを語っている。


子どもたちを支援する人は多くいる。
でも大人を支えようという話は、少なくとも私は聞かない。
「大人だから」と、被災者自身も、周りも思うだろうが、
私はそれを意識しながら、これからも関わり続けようと思う。
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