今回この伊豆木天満宮に来て初めて、
飯田市は全体で1つの文化圏を形成している訳ではないことを知った。
公演後交流会に呼ばれ、昼食をご馳走になったのだが、
机の上にお重が並べられてある。
担当になった者たちがそれぞれお重を持ち寄って、客人を持て成すのが
ここの習いだという。
取り皿にとっては回す。
それぞれに違う料理が詰められ、それぞれが味自慢のものだから
全種類に箸をつけようと思っても、食べ切れるものではなかった。
そして私たちの目の前には、鯖ずしが置いてある。
ここは結構山に入ったところなので、何で鯖ずしなのかと思った。
申し訳ないが正直言って、田舎の安旅館の刺身を思い浮かべてしまった。
すると、ここの名物なのだという。
「小笠原家が関が原の戦いに出向くとき、この鯖ずしを持っていったんですよ」
東軍に付いた小笠原家は、陣中でこれを食べて腹を満たしたそうだ。
でも疑問は解けない。
小笠原家は全国に3家あるそうだ。
その本家筋は福井県のほうだと聞いて、すぐに鯖街道を思い出した。
そして飯田市内で鯖ずしの話は全く聞かないから、
この三穂地区は、飯田市の中にあって独特の文化圏を持っていると言えるのだろう。
本当は1本の鯖の腹に寿司飯を詰めるのだそうだが、
目の前にあるのは、寿司飯の上に刺身様に切られたものが乗せられてある。
一口食べてみる。
これが美味いのだ。
上手く表現できないが、酢での締め方がいいのだろうか、
甘みを感じるし、脂の乗り具合も程がよい。
余りに美味しいと連発するものだから、一折お土産に持たせてくれた。
毎年10月8日に、鯖ずしまつりが伊豆木八幡神社で開かれている。
飯田市は全体で1つの文化圏を形成している訳ではないことを知った。
公演後交流会に呼ばれ、昼食をご馳走になったのだが、
机の上にお重が並べられてある。
担当になった者たちがそれぞれお重を持ち寄って、客人を持て成すのが
ここの習いだという。
取り皿にとっては回す。
それぞれに違う料理が詰められ、それぞれが味自慢のものだから
全種類に箸をつけようと思っても、食べ切れるものではなかった。
そして私たちの目の前には、鯖ずしが置いてある。
ここは結構山に入ったところなので、何で鯖ずしなのかと思った。
申し訳ないが正直言って、田舎の安旅館の刺身を思い浮かべてしまった。
すると、ここの名物なのだという。
「小笠原家が関が原の戦いに出向くとき、この鯖ずしを持っていったんですよ」
東軍に付いた小笠原家は、陣中でこれを食べて腹を満たしたそうだ。
でも疑問は解けない。
小笠原家は全国に3家あるそうだ。
その本家筋は福井県のほうだと聞いて、すぐに鯖街道を思い出した。
そして飯田市内で鯖ずしの話は全く聞かないから、
この三穂地区は、飯田市の中にあって独特の文化圏を持っていると言えるのだろう。
本当は1本の鯖の腹に寿司飯を詰めるのだそうだが、
目の前にあるのは、寿司飯の上に刺身様に切られたものが乗せられてある。
一口食べてみる。
これが美味いのだ。
上手く表現できないが、酢での締め方がいいのだろうか、
甘みを感じるし、脂の乗り具合も程がよい。
余りに美味しいと連発するものだから、一折お土産に持たせてくれた。
毎年10月8日に、鯖ずしまつりが伊豆木八幡神社で開かれている。
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