江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

福島へ

2011-10-01 22:28:44 | 日記
今月から来年1月にかけて5回、福島で人形を遣う。
まずは明後日、生徒数54名の小学校へ。
外で遊べないので、子供たちにとって気分転換になって良いと聞いたが、
昨日のプルトニウムとストロンチウムに関する情報を受けて、
どんな気持ちでいるのだろうか。

福島を離れた人がいる。
大なり小なり後ろめたさを感じ、重荷を背負っている。
福島を離れないと決意した人もいる。
見えない恐怖と将来への不安を、重荷として抱えている。
そしてどうしたら良いか分からず、福島に残っている人もいる。
郷土への愛着、放射能への不安、入り乱れる情報、
どうする事が自分たちにとって一番良いことなのか判断できない、
それが重荷になってのしかかっている。

それらの重荷に対する代償は、ない。

落ち葉を取り除けば、かなり除染できるという。
でも、その落ち葉はどうするというのだろう。
柏市は、最新式高性能の焼却炉を停止するという。
焼却灰が少ない代わりに、セシウムが高濃度になるからという。
旧式は焼却灰が多いので、濃度が低くなるとか。
なんのこっちゃ。
保管場所に基準値があるのはわかるが、もうすぐ落葉の季節、
問題を先送りしているのは、きっとよくわかっていることなのだろう。

台風の大雨で、原発敷地内のプルトニウムやストロンチウムは押し流されたのだろうが
どのマスコミも言及していない。
風評被害を避けるためなのかもしれないが、水素爆発以来、地下水汚染を考えて
地下ダムを造るべきだとか、随分言われてきたことである。

友人が、除染活動に従事している。
放射能に関しては科学技術は当てにならないが、
ともかくできることを、である。
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