江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

飛鳥

2022-05-06 00:48:22 | 日記
奈良に80歳になる友人がいる。
随分膝を悪くして、歩くのが難儀だとのこと。
もう滅多に会えなくなるだろうと思い、
大阪に出たついでに、奈良に寄ることにした。
ならば、何泊かして飛鳥に行こう。
NHKの深夜番組に「飛鳥」の映像があって
それが良かったこともあるが、
以前から山がご神体の大神神社(おおみわじんじゃ)に
行ってみたかったし、
平城京や平安京はどこにあったかは具体的にわかるのだが
大和朝廷はどんなところにあったのか、全く想像することができなくて、
1度は行ってみたいと思っていたからだ。

まずは大神神社。
三輪山がご神体なのは知っていたが、
行ってみると
遥拝殿が立派すぎて、ご神体が全く見えない。
素朴な神社を期待していただけに、ちょっと失望。

早々に若宮社に向かう。
そこに遥拝所と書かれたところがあったので覗いてみると
成程いにしえの人は、
このような感じで三輪山を拝んでいたのだと納得。



そこから久延彦神社(くえひこじんじゃ)に行くと、
大和三山が見える・・・
多分あれがそうだなぁ・・・
歌に詠まれた山々。
とすると、あの辺りが大和朝廷のあったところか。

もう少し足を延ばそうと狭井神社(さいじんじゃ)を目指す。
この日はとても風が強かった。
ところどころ桜が咲いていて、
まだ散るところが楽しめる、と思っていたら、
ワッと目の前に枝垂れ桜が一面に。
そこは展望台になっていて、枝垂れ桜の山になっていた。



桜吹雪なんてものじゃない。
強風にあおられ、花ごと飛んでくる。
地面には花がごろごろ。



でもまあ、見事だった。
これが見られただけでも来たかいがあったというもの。
桜越しに見る三輪山は、少し神々しかった。

コメント
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