伊勢ノ海部屋後援会々員となる

　以前から、近所にある「伊勢ノ海部屋」後援会々員になろうと考えていた。部屋のHPを見てメールを送ったところ梨の礫で、やや白けていた。しかし、4月中旬だったか、朝、関口パンへ行く折りに部屋の裏手を通ると、何と新関脇の”勢”が筋トレをやっていた。豊真将が現役を去った後は勢を応援しているが、その気持ちを後押しされ、その日のうちに部屋を訪ね、後援会について聞いた。マネージャーさんから会則を貰い、年会費は３万円と知った。そこで躊躇してしまった。（写真：伊勢ノ海部屋玄関。白山通りに面している）

　ところがである。4月29日に根津神社で行われた「花のラジオ体操会」で、宮下公園でのラジオ体操前立の安藤さんにお会いした。安藤さんのお宅は伊勢ノ海部屋とは路地一つ隔てての向う三軒。「勢を見ることはありますか」と聞くと、「勿論ですヨ。5月7日は夏場所の前日、朝稽古は誰でも見られるのよ」との返事。そこで一昨日の朝５時稽古を見に行った。自転車で7分ぐらいの距離。玄関は白山通りに面しているが、裏側は小路地に面している。裏に回って戸に手を掛けると、す～と戸は開いたが中は真っ暗で、まだ稽古は行われてはいなかった。何時から稽古が始まるとは聞いていなかったが朝稽古は早朝に行われるものと信じて出掛けていったのだ。（根津神社山門を前にしてのラジオ体操。4月29日）


　（この期間根津神社は「ツツジまつり」）

　ラジオ体操終了後には徒歩で部屋に向かうと、宮下公園から帰って来た安藤さんと、彼女のお店の前でまたバッタリと会った。「稽古はまだですか」とお聞きすると、「そんなに早くはやらないの。9時からよ。後援会に入りませんか」と言われ、「その積りはありますが・・・」と答えて、今度は9時前に行くと、やはり安藤さんが待っていてくれて、さっと表玄関の扉を開けてくれた。一歩中に入り床に上がるとそこが見物席で、私は一番前の席で座布団に座ってぶつかり稽古を見学することが出来た。稽古の様子は次回のブログに回すこととして・・・。

　9時40分から管理組合の仕事があり「ここで失礼します」と部屋を去ろうとすると、マネージャーさんと思しき方に「ちょっと表でお待ちください」と言われ、表で待っているとお土産を渡された。帰宅して中を開けるとおでん種だった。それも大量の。これはもう後援会々員にならねばならない心境となり、その日の夕方後援会への入会届を安藤さん宅に届けた。
　お店には安藤さんの夫さんがいて「私と部屋のあるビルのオーナーは幼友達。オナーの次女が伊勢ノ海親方（北勝鬨）と結婚し、その関係で伊勢ノ海部屋はここにあるのです。本場所が終わると打ち上げがあります。そこで勢の相撲甚句も聞くことになりますから、楽しみにしていてください。一緒に応援していきましょう」言われた。
　以上の様な顛末を経て私は伊勢ノ海部屋の後援会々員となったのでありました。
　夕食は、一昨日も昨夜もおでんだった。種はまだ余っているらしい！