マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

馬込で「炭火焼 天野屋」を知る

2019年06月13日 | お気に入りの店

 飛び込みで入った店が大当たりだったときの歓びは大きい。ビワ捥ぎの帰りに寄った「天野屋」はそんなお店だった。

 10日、都営浅草線を馬込駅で下車し、緩い坂を昇る途中で、帰りに昼食がとれそうなお店を2軒ほど心積もりしておいた。しかし帰路にその店舗の前に立ってよく見ると
営業は17時からと書かれていた。どうしようと思案しながら坂を下って来ると、道を右折した横丁に「炭火焼 天野屋」と書かれた看板が目に入った。鳥肉のお店らしかったが、雨も降り続いていたので、兎も角入店した。店内を見渡すと綺麗な、清潔そうな店内だった。
 椅子席が2つで8席、カウンターが8席ほどか。私達はカウンターに座った。
 ランチは5種類用意されていていずれも1000円。妻は二色丼を、私は焼き鳥重を注文し、店主とも思える板前の手捌きを目の前で見ながら待った。盆に盛られて出て来た料理はメインだけでなく、添えられているオカズが豊富だった。シラスと鳥笹身の二色丼には茶碗蒸しと肉じゃが。焼き鳥重には豆腐料理と茶碗蒸し。1000円のランチにしては豪華な見栄え。鳥肉は柔らかくて良い味だった。二色丼のささ身も柔らかくて喉の通りがよかったそうな。女性にのみデザートも出た。(写真:二色丼)


 板前さんの後ろに書があった。「武士(もののふ)の猛き心の梓弓 我も引きぬる今日ぞ嬉しき」と読めた。天野屋利兵衛の辞世の句らしかった。店内にはもう一枚書が掲示されていて、近寄ってよく読むと、『忠臣蔵』に現れる、天野屋利兵衛に商人の心根を感じ、このお店も「義」を重んじて商いをしていきたいと念じて「天野屋」と名付けましたと書かれていた。その言やよし。その様な心情は思っても言わぬものだが、敢えて記したのはその覚悟が並々ならぬものと私は受け取った。



 その思いが特に料理に反映されていると思えた。会計時に妻は「秋にまた寄らせてもらいます」などと調子のよいことを言っていた。
 帰宅後、ネットで調べると「備長炭の炭火焼に用いる鳥肉は、契約養鶏場から仕入れて、朝じめした鮮度ばっちりのもの。恵壽卵は相模原から直送」とのことだった。
多くのコメントが投稿されていた。夜のメニューが豊富のようだ。
(例えば以下のURLでお店の様子が見られるhttps://tabelog.com/tokyo/A1317/A131713/13100689/dtlrvwlst/B415581162/?use_type=0&smp)

 今日の二葉:今朝、不忍池側から上野動物園西園「レムールの森」を撮影。被写体はなかなかこちらを向かないクロシロエリマキキツネザル。
   
 
 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。