マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

「紅茶飲処 友&愛」

2018年02月08日 | お気に入りの店

京急の駅から金沢文庫まで、往きはバスを利用したが帰りは徒歩にした。駅手前にすずらん通り商店街があった。3人とも商店街散策も大好きで「コーヒーでも飲みましょう」となり、横道に逸れることとあいなった。商店街の端までに2軒のコーヒーショップはあったが、これはというお店は見当たらず止む無く引き返し始めた。
 そこで目にしたのが”局薬田小”の看板。建物の正面も大正時代のレトロな雰囲気漂う薬局で、女性二人は「こういうところに素敵な喫茶店があるものよね」などと言いながら、よく見るとお洒落な「紅茶飲処 友&愛」の看板。私も“やった~”などと思いながら2階へと上がっていった。







 2階に上ると左手はテーブル席の置かれたテラス。右手がカウンターとテーブル席の洒落たつくりで、私は“鄙には稀な”などと思いながら着席し、店内を見渡すと、箇条書きの「お客様へのお願い」なるものが目に入った。そこには普通のカフェではお目にかからないような文章が。全てを覚えてはいないが、例えば
 〇ご利用時間は90分以内でお願いします
 〇12歳以下の子供さんの入店はお断りします
 〇店内の撮影はお断りします
 〇携帯電話は決められた場所でお願いします
 〇周りの人の迷惑にならないようにお願いします

 当初、いつものようにコーヒーを注文しようとしたが、ここが紅茶専門店であることを思い出して紅茶に変更。注文を取りに来た女性の店員さんに私だけは紅茶であることを告げ、”友&愛”と名付けられた、ラム酒入り紅茶を注文した。やや時間があって、運ばれて来たのはセイロンティーにラム酒と生クリームとシナモンが入ったものだった。トモさんはスプーンで上澄みだけ味わって「美味しい~」と。私は初めて味わうお味だった。


 上記の”お願い文”を不愉快に感じる人もいるだろうが、私達は、ここにやってきたお客を大事にしようとする気配りの現れと思い好感を持った。ただ、隣で話し込んでいる二人がもう90分以上はここにいるのを不思議に思いながら、次回の金沢文庫に来たら又ここに来ようなどと話し帰途についた。

帰宅し、夜になってトモさんから妻に「あのお店、小田和正の実家でした」なるメールが入った。小田和正なら音楽に疎い私でも少しは知っていた。オフコースの「さよなら」は聴いたことがあった。妻とトモさんはやや興奮しながら何度かメールを交換していた。
 あの町では誰もが小田薬局は小田和正の実家と知っているらしかった。
 隣で長時間話し込んでいた人は小田和正のお兄さんと理解すると全てが納得できた。翌日、私はYoutubeで「さよなら」を数回聴いた。


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