マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

而今で一献

2017年12月05日 | お気に入りの店

 12月2日(土)、千駄木「稲毛屋」での忘年会は名酒”而今”で一献傾けた。荒川5中で一緒だった朝倉さん・大島さんと私の3人で杯を交わした。真ん丸のお月さんが美しい夜だった。



 大島さん
から“而今”の美味さを何度か聞かされていた。私は人から美味いとか絶景とか聞くと、なんとかして自分でも食したり行って見たくなる質。御酒ならば何とか手に入るだろうと思っていたが、さにあらず。蔵元のHPを見ると全品「今は品切れ」とあり、通信販売では勿論手に入らず、”而今を用意してあります”というお店も”今は入荷していません”というお店が多かった。幻の名酒になりかかっていた。
 而今を醸す木屋酒造は三重県名張市にあるそうな。1818年の創業で、創業以来の蔵建物で酒を造り続けているとか。実は、その而今を常時置いてあるお店が、地元にあった。千駄木は道灌山下にある稲毛屋で、我が家から徒歩15分。昭和2年に創業の、自家割きの鰻と鶏料理の店。今は、絶品の日本酒をテーマにした「日本酒の会」が大評判で毎回満員御礼。而今の他に”飛露喜(会津坂下)”や”松の寿(栃木県)”などが登場していた。私はランチに一度入ったことはあった。
 ならばそこで忘年会をと思い立ち、二人のご都合を聞くと、12月2日(土)ならば可能とのことで、3800円のコースを予約しておいた。
 大島さんは子育と学期末で忙しい時期。朝倉さんは大学院卒論提出を間近に控えていた。私以外は、それぞれ時間を工夫しての忘年会。











 而今の銘柄のうち何を頼んだかは記憶にない。全部大島さんに任せた。一番印象に残ったのが純米吟醸で、フルーティで綺麗な甘み。飲み飽きることがなく、これを何杯も頂いた。コースは前菜から始まり、合鴨たたき・つくね・茶碗蒸と来て最後が鰻重。どれも日本酒にあった濃い目の味だが、合鴨のたたきが珍しく、苦手だった鰻も美味しく食べた。
 宴半ば、鶴岡出身の大島さんから「湯田川温泉に行きませんか」との話が飛び出した。藤沢周平ゆかりの温泉。私よりも25歳~30数歳も若い方との温泉行。それは実に有難い話で、是非計画をとお願いした。茨木のり子の夫安信の三浦家と遠い親戚にあたる大島さん、詩人の眠る浄禅寺も参りましょうとのこと。一度行きそびれた寺からの日本海を果たして眺められるだろうか?


 
 


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