今年の夏場所から、鶴竜(28歳。井筒部屋)が新横綱として登場し、朝青龍以来の雲竜型土俵入りを披露している。露払いは豊真将、太刀持ちを勢が務めている。攻めと守りの両方を兼ねると云われる”せりあがり”。せり上がるときに雲竜型では左手を胸の近くに当てて右手を伸ばす。一方、不知火型は雲龍型と違って、せり上がるときに両手を伸ばしている。
鶴竜の土俵入りは本場所以前には、明治神宮と墨田区の野見宿禰(のみのすくね)神社で披露されていた。野見宿祢神社では、横綱昇進を決めた春場所宿舎の法岩寺から贈られた、自身初めての3つぞろい化粧まわしを披露、勢(27=伊勢ノ海)と豊真将(33=錣山)の化粧まわしには龍がデザインされていたと報道されていた。
私は本場所での土俵入りを、昨日初めて見た。既に報道されているように、鶴竜の土俵入りは落ち着いているように見えた。ただ私の注目は、彼が従える露払いと太刀持ちが誰かにあった。顔ぶれは、3月26日のブログで予想したように、それぞれ豊真将と勢だった。どちらも私の大の贔屓力士であるので、予想には願望も交じっていたが、この両者が鶴竜の左右に位置すれば絵になるだろうなと思っていたが、その通りの土俵入りを眺めた。
(雲竜型のせりあがり)
鶴竜の化粧まわしには鶴が描かれ、豊真将の化粧まわしには金龍、勢のそれには銀龍がデザインされていた。その龍は対称の形をしていて、睨み合っている様だ。私は栃若時代からの大相撲ファンだが、土俵入りをトータルに眺めれば、最も華麗な横綱土俵入りの一つとして観た。(写真:鶴竜のまわしの鶴はよく見えないが、左右の二人には龍が見て取れる)
ここで蛇足を。
豊真将は、土俵上での礼儀正し所作に人気がある。実はNHK大河ドラマ「清盛」で、平家屋敷内で行われた相撲での相撲取りとして登場していた。如何にも相撲取りらしい姿形故の起用だろう。勢はイケメンだと思う。それ故か土俵入りの時の声援はひときわ高い。伊勢ノ海部屋所属で、この部屋は我が家から徒歩15分のところにある。かって贔屓にしていた土佐ノ海が親方(立川)の一員なので後援会に入るのも良いなと思っている。
昨日は遠藤が鶴竜を破り初金星。土俵入りとともに新人の活躍が期待され、大相撲を観戦する楽しみが増えた。
(金龍はよく見えた)
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