マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

天生湿原へ(その1)

2013年10月24日 | 山旅

 天生と書いて”あもう”と読む。天生湿原を知ったのは、今年の5月の末。飛騨古川の湯宿「季古里(きこり)」に一泊した折りに目にしたパンフレットには、”天生湿原  岐阜の宝もの”と紹介されていた。その湿原は、岐阜県の最北に位置する天生県立自然公園の中にある、標高1400mの高層湿原。自然公園の中にはミズバショウの群生地もあり、籾糠山に至る登山路はブナの探勝路。紅葉の見どころでもある。
 登山口の天生峠は、泉鏡花著「高野聖」で、語り部である僧侶が、かっ
て難儀を重ねた旅をした地として登場する。これは是非紅葉の頃に訪ねようと、山仲間の菅原さんと熊倉さんに声を掛け、3人で、10月18日(金)~19日(土)に出掛けて来た。
 

 10月18日、新宿発7時の高速バスは10時16分松本着。直ぐにレンタカーに乗り換え、取りあえずのドライバー私で安房トンネルを目指す。このトンネルのお陰で、相当の時間を要した信州・飛騨間の峠越えは、その下を所要時間5分のドライブで通過出来る様になった。11時50分に安房トンネルを抜けると、後は下りの一本道。昼食は「ルフト・ヒダ」の1200円ランチ。ここのビーフカレーは美味い。今回は古川町には寄らず、一気に本日の宿「季古里」へ。14時20分着。チェックインには少し時間があり、入浴券を貰い、直ぐそばにある「桃源郷温泉」へ。
 「季古里」のウリは食事と湯と建物にある。特に檜で出来た内風呂と石囲いの露天風呂を二人は気にいったようだ。まだ他の客が到着しないうちに、適温の湯に存分に浸かった。(写真:季古里の内風呂)


      (季古里の露天風呂

 明けて10月19日(土)、朝7時40分国道41号線を北上し、角川(つのかわ)から「中部縦貫道」に入る。この道路、名前こそ立派だが、ヘアピンが連続する、険しい、細い山道の様な車道。悪戦苦闘の運転を強いられ、50分の運転で漸く天生峠到着。ここは飛騨の奥深い山中である。しかし意外にも駐車場には多くの車が駐車しているが、全て岐阜・富山・関西のナンバー車。安房トンネルを越え、中部縦貫道を経由してくる様な物好きは私達のみ。8時40分、入山料500円を支払い、天生湿原へと歩みを開始した。

 


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