マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

『文京をとことん楽しむ!』講座に参加

2013年03月23日 | 

 3月19日(火)の夜、文京アカデミー特別講座に参加した。会場は文京区シビックセンター26階にある「スカイホール」。その下の25階は展望ラウンジで、ここからは、東京スカイツリーや新宿副都心の高層ビル群が望め、富士山・筑波山を初め多くの山々が見渡せる。東京の夜景も楽しめる。レストラン「椿山荘」もあり、何度も訪れていたが、26階での催しには初めての参加で、どんな会場なのか、そこにも関心があった。
 
 会場は100人強の収容能力はある、半径の大きい円形の会議室で、やや高い壇上で講義をすることも出来る様に作られている。今夜の「文京をとことん楽しむ」講座の講師は、イラストレーターにして著述家の林丈二氏。1977年に出版した写真集「マンホールのふた」がデビュー作で、以後数冊の本を出版。路上観察の第一人者であるという。パワーポイントで作成した作品をプロジェクターで拡大しての説明。生徒数は約70名ほど。
 まず”前座”として文京建築会のユースの会副代表栗生はるか氏が登場し、会の活動の様子を語った。1日で60体の狛犬を撮影してまわったり、文京の坂道を訪ねその名前の由来を考えたり、銭湯のタイルをなぞったりしているとのこと。私も同じようなことをしているなと思いながら話を聴いた。(写真:プロジェクターによる映像。文京区の”区”は挿入ミスとのこと)

 真打ちが林氏で、彼の紹介する楽しみは具体的なテーマを決めて区内を歩きまわること。具体的にこんなことをして来ましたと幾つものテーマが紹介された。
 ”明治24年11月8日に樋口一葉が歩いた道をたどる”
 ”明治25年3月9日に樋口一葉が歩いた道をなぞって歩く”
 ”かつて文京区にあった牧場を巡る”
 ”マンホールのふたを撮影する”(マンホールのマンとは、この穴には人間がようやく入れる程度の大きさしか無いから、人間のマン+ホールと呼ぶことを初めて知った)
 ”郵便ポストを探す”
 それ以外にも、防火水槽・消火栓・照明灯・小さな路上植物園などなどを探して撮影して来た
様子が、写真と共に紹介された。文京区立誠之小学校出身者らしく、文京区のこんなことまで知っているのかと、うなるほど細部のはなし。彼の勧める「文京をとことん楽しむ」方法は、煎じつめれば「テーマを決め、細部にこだわって区内を隈なく探索する」こと尽きる。分かりやすい方法論で私も既に実行している事ではあった。(写真:こんな幅の薄い階段も発見したとの話)





 終わり近くに、テーマは照明灯になり、そこで富士神社の照明が登場した。その説明によると、この照明灯は、明治10年に築地に灯されたガス灯と同じ様式とのこと。私が毎日通うラジオ体操の広場にすっくとたっている照明灯が明治10年代のものとは。全く知らないことであり、本当にそうなのか、ラジオ体操の長老沢さんに聞いてみたが、分かりませんとのこと。これはもう確かめようが無い感じで、面白い話なので信じることに決めた。(写真:富士神社内にある照明灯)

 


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