マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

京都秋景(その4 石清水八幡宮)

2013年12月09日 | 

 京阪電車の「洛南エリア」1dayチケットは格安だった。単に京都⇔宇治往復だけでも640円のところ、「出町柳」から最南端「八幡市」や「宇治」までの区間が乗り降り自由で、更に八幡市から男山山上までのケーブルにも乗車OKで、お値段は600円。ケーブルまで利用出来ることはこのフリー切符を購入して初めて知った。
 そこで、午後の伏見散策を、急遽、ケーブルを利用しての石清水八幡宮参拝へと変更した。(写真:ケーブルカーとすれ違う)






 宇治線を中書島で乗り換え八幡市へ。下車後徒歩1分でケーブル駅へ。ウィークデーということもあってかケーブルの乗客は私達2名のみの貸切状態。距離にして400mのケーブルは僅か3
分ほどの乗車で山頂駅へ。ここから展望台を目指した。男山の標高は142mほどであるが、遠く比叡山・愛宕山・京都タワーまでも見渡せ、宇治や伏見の町が眼下に広がっている。京都競馬場の観覧席も見渡せ、この辺り一体が、今は無き、巨大湖”巨椋池”だと推測した。嬉しい事には、部分的ではあるが、宇治川・木津川・桂川の3つ川も見渡せる。ただ残念ながら、その3つの川の合流点は丘の陰に隠れ見渡せなかった。(写真:展望台からの展望)


  
     (展望台にある掲示板)                   (展望台の紅葉)

 その後石清水八幡宮にお参りした。由緒ある神社とは何となく思っていたが、何せ突然の“訪問”であり、疲れていたこともあり、単にお参りするに留め、由緒を知った上での、熱心な見学はしなかった。しかし、帰京して「サライ新年号」を読んで、ビックリ。平清盛・織田信長などとの縁も深く、足利幕府の6代目将軍を決める、世に言う「籤引き将軍」の舞台はここの社殿であったことを知った。後の祭りである。来年は数名で巨椋池探訪を予定しているので、その時に再度の参詣をしたい思う。(写真:八幡宮本殿)





 旅の最終日の4日は「京都市歴史資料館」に出掛けた。ここで、前日に見た景色と関連の深い「洛南の光景 伏見・淀と宇治川」展が開催されている事を知ったからだ。
 かって伏見は城下町・宿場町で、淀は城下町だった。この独立した二つの都市を結んでいたのが宇治川。その二つの都市が20数点の古地図や絵図で紹介されていた。どれも初めて見る古地図で、殆ど訪れる人の稀なこの資料館で、ゆったりと見学が出来た。特に印象に残ったのは「川絵図」。画面の一端に伏見・淀などの洛南を描き、宇治川・桂川・木津川が合流して淀川となり、大阪へと流れいく流路を描いた地図。陸路より水路の方が重要な運搬経路であったことを物語る地図と思えた。


 
 


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