マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

城下町三春へ

2013年04月17日 | 

 滝桜を観に、13日の夕方だけでなく、14日の午前中にも出掛けた。
 夕方は、滝桜付近まで車で接近し、5分程度の待ち時間で駐車場に入れた。観桜料300円。翌日の朝も同じ方法を採ったが、暖かい日曜日に人出が多く、渋滞に巻き込まれ、前夜よりは長時間のアプローチとなってしまった。滝桜へのアクセスは、
運動公園や、JR三春駅から臨時バス利用の方法もある。
 桜を正面で観たのち、樹の周りを大きく360°廻って観桜した。
朝方に観た桜はピンクの色がやや増した感じだが、ライトアップされた桜の方が幻想的な感じがした。(写真:滝桜)





      (滝桜を見上げる多くの観桜者)

 三春は戦国時代田村氏の三春城(別名舞鶴城)があった城下町。地図を見て散策ヶ所の多い事を知り、観桜後、町の中心・三春町役場近辺へと車を回した。車中からも、いたるところに枝垂れ桜が見渡せる。三春の桜は、滝桜のみでは無いとの思いを強くする。

 役場付近の駐車場から城下町散策を開始した。まずは人材シルバーセンターへ。そこでの竹細工の手仕事が面白く、長時間見学。更に、城址公園へと通じる坂中ほどにある「浪岡邸桜を是非」と勧められるままに、城坂を昇ると、実に見事な紅枝垂れが目に入ってきた。浪岡家個人所有の枝垂れ桜で、東京で言えば「六義園枝垂れ」に近い見事さ。無料接待のお茶を頂きつつ、桜を鑑賞。そこで、町全体の桜番付表を発見。流石に滝桜が東の横綱で、浪岡邸桜は西の大関。(写真:浪岡邸桜






 
     (浪岡桜)            (三春桜花番付)


            (浪岡邸桜)

 更に坂を昇り、本丸跡で昼食。丘の上からは三春の町が見渡せる。紅枝垂れで町全体がピンク色に染まっているかに見える。

 坂を下り切ったところにあった「お茶をどうぞ」の看板に惹かれて、庭先に廻ると、Mさんの家族総出での、お茶と手作り菓子でのお持て成しをして頂いた。庭の前を小川が流れ、その向こう側にある枝垂れ桜開花まではあと一週間とのこと。小川の辺には井戸もあり、ここからの湧水は名水”三春水”とのこと。2年前であったなら遠慮したことだろうが、今はそのことには全く気に留めず、美味しい水を頂き、ペットポトルと水筒に詰めた。「遠くからお出で頂けるのが嬉しくて」とのお気持ちでの無料接待との事。三春の町の良さと、応接して下さる人達の温かさをシミジミと感じた。
 登山家田部井淳子の講演会で、彼女は「私は三春町の生まれです。春を象徴する梅・桜・桃が同時に咲くので三春町と名付けられました」と自己紹介した。町の由緒については説が幾つかある様だが、田部井説を信じたい気がする。来年、もう一度訪れたいとの思いが湧いてくる。(写真:Mさん宅中庭にて)




       (抹茶を淹れて頂きました)

 
          (桜川辺の井戸。飲料可)           (この貼り紙が出発点でした)
 
 町散策に割ける時間は殆ど無くなり、午後2時には慌てて二本松「霞ヶ城」へと向かった。