どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「インディアン・サマー」

2005年06月10日 | 映画
今日は昼から「インディアン・サマー」という映画の試写に行く。撮影の蔦井氏より試写状をもらったので。一番前の席で観たのだがスクリーンにある無数の小さな穴がはっきりと分かり気になる。小さな試写室だとちゃんとしたスクリーンは画面が明るすぎてスクリーンそのものが目立ってしまう。席とスクリーンの距離があればいいんだろうけどね。この狭さならはSCUM2000のように絵のキャンバスの方がスクリーンとしては良い気がするのはSCUMに慣れたせい?白の飛んだ画面の多い画だったからそう感じたのかな?ってそろそろスクリーンの話は置いといて映画のお話へ。内容をよく知らないまま観たのですが、最初の30分ぐらいはなかなか話の筋が読めなくて勘違い連発の理解力の僕には色々と違う捉え方をしていました。話が進むにつれてその誤解も修正されてゆくんですが、映画の構成が最近よくある前後関係入れ替え時間軸バラバラ映画の方式です。内容を考えればなるほどと思うのですが感情移入するにはちょっと困難な印象も。とても最初は斬新だとも思いましたが似た感じの顔の役者さんも結構いてちょっとごっちゃになりました。この手の手法は最近、自主映画なんかでもよく観るのでなんだかそんなに違いは感じない。役者もいい芝居をしているのですが時々なんだか演技臭いというかそんな場面もあった。案外、自主映画の無名の役者の方がリアルというか自然かも。って思ったり。観ていて思ったのは「君のいた夏」という映画。この映画大好きなんですが、いなくなった女性を探す旅?というような点で一致。色々な事を思い出しながら進む。後半に進むにつれて話にも入り込めて綺麗で爽やかな印象も残す映画となってくる。終わってから沢山の印象的なシーンや場面がイメージに残るという映画でした。しかし、一番印象的なシーンというのは既に僕は見せてもらっていたので逆に先が予測出来るというかあのシーンは最後のシーンだったのね。とか思っちゃう。でも、全体的にいい映画でしたよ。昔の夢だとか現在の生活だとか気付かない幸せだとか家族とか色んな事を思い出させてくれる映画です。なんか、そういうホッとする瞬間に戻れるような感じのする映画。なんか僕もそんな懐かしい人に映画のような美しい景色で会って
ぼ~っと長い事、過ごしたい気になりました。
映画観た後で雨の渋谷をうろうろする。知人を2人も見かける。全く渋谷って所は人が多い訳だ。TVでも紹介されたと書いてある某有名なのかよく知らないラーメン屋に入り食事する。客は1人もいないじゃん。長崎とんこつラーメンを食べる。まぁまぁ美味しいけどこんなもんかって感じでした。結構後味残る。お腹いっぱい。

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「えんとつの上、星空の下」

2005年06月10日 | 舞台、ライブ
それから新宿のシアターブラッツへ「えんとつの上、星空の下」という舞台を観に行く。
年末に「変身」に出演してもらった三野さんの出ている芝居。他にジョニーという人が出てるがあの僕の知ってるジョニーさんなのかな?と観に行く。すると入り口で「油揚げの儀式」の広瀬役の立石くんに会う。という事はやっぱり、あのジョニーだ!と解決。立石くんとは久々の再会。あんまり変わってない感じ。雨にもかかわらず予約でいっぱいらしく予約してない僕はキャンセル待ちとなった。そんなに人気なの?コレ!って驚く。10分待ってくれと言われて待ってると入れる事になった。やっぱり雨やからね。しかし、舞台前の狭い座布団席しか空いておらず体丸めてキツい体制で観るはめに。幸い壁側だったので壁にもたれて観る事が出来てラッキーだったけども腰とお尻が痛かったっす。どんな舞台だったかというと火葬場のお話。前半は真面目な感じのする展開でちょっと地味な印象。家族のお話。だけどあんまり哀しみが出ておらず、なんだかお葬式というか火葬場な感じがしない。実際、たしかに賑やか系ではあるのだろうがなんか違和感あり。しかし、途中で登場したおかしな会社の同僚役の女性が出てきてからは爆笑路線に早変わり。なんとも見事な絶妙の笑いを取ってました。みなそれぞれ個性的でいい味だしてたんですけどあれには負けるわな。そんな感じで観てたらお話にぐいぐい惹き込まれ最後にはなんと感動的なファンタジーの世界に突入です。この以外な変化の多い物語はお見事。久々の舞台らしい良き物語と芝居を見せてもらったと大満足でした。舞台効果も良くて最後は舞台だけども映画のよう。僕の大好きな映画「スターマン」を彷彿とさせる音楽と照明効果の中で繰り広げられる愛と別れのシーンは最高。ここでの三野さんの芝居は光ってました。実に素晴らしいラストシーンでした。って映画じゃないんで何と書けばいいのか分かりませんが良かった。
終わって三野さんやジョニーさんと話してから新宿で寄道しつつ帰りました。
そう、今月末には三野さんに朗読を担当してもらった僕の映画というか加藤の絵本の映像版「螺旋家」が上映されます。そろそろ告知しなきゃです。6月29日(水)にカヒロという人のライブ・イベント「リリカルファンファーレvol2」にて。折角、音楽のライブイベントなのでただ映画の上映してもつまらないだろうという事で朗読のみが入ったバージョンを上映して音楽は勝手に好きなように即興で演奏しておくれ!とお願いしてみた。そしたら、なんだかマジになったのか本気?で音楽を付けるみたいな事も言っていた。なんにしてもちょっと面白そうな展開になってきてる。平日ですが是非、観に、そして聴きに来て下さいです。
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