どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

シネマキャバレー

2005年06月25日 | 自主映画
今日はシネマキャバレー。昼過ぎまで寝てて起きてからすぐ池袋へ向かう。新宿でカレーを食べてから行く。色々準備をしていよいよ上映。今日のお客の入りはまぁまぁでした。
「マシュマロスーサイズ」18分 監督:洗井続久
この仮名の監督の作品を見るのは3度目。独特のフワッとした?感性を出してます。が、今回は
なんだか何が描きたかったのかいまいちよく分からず。音声もレベルがめちゃくちゃでした。
今までの作品はもう少ししっかりしてたようにも思えるが・・。今回はシナリオが別人だった様です。前回もお笑い芸人とのコラボだったりと、どうやらシナリオが自分ではなかなか書けない状態なのかな?まぁ、それは僕の事でもあるので人の事は言えませんが。女優さんは小さいけども存在感のある方でした。画もなかなか良い所もあったのですが、やっぱりストーリーが僕には伝わらず残念でした。
「BANDITS」10分 監督:鶴岡幸治
再見。今日のラインナップの中では一番、映画っぽくまとまってた映画でしょう。10分あればこのぐらいのドラマ、展開が無いとね。一度見てるからネタバレしててアレだけど普通に楽しんで見れます。パルプフィクションやらタランティーノの影響が大きく見れます。
「MOVIE PORTRAIT」10分 監督:岡本泰之
これは僕の映画。見た人はどんな感想を持った事やら。まぁ、嫌いな人は駄目でしょう。好きな人はそれなりに喜んでくれたのではないでしょうか?実験イメージ映画ですから何を期待するかにもよりますが・・。上映終わって約1名がかなり気に入ってくれたようで熱く感想を語ってくれた。それだけでも上映した甲斐がありました。受けを狙って作った映画では無く、この映画は観客がどこまで付いてくるかをある意味冷ややかに見た映画でもあるので、どこか客観的にそんな観客を見てハ~ハ~ハ~とほくそ笑む映画でもあります。自主映画であればそういう実験も出来るのです。商業では出来ないよなぁ。成功が絶対だもんね。この頃の実験精神を残しつつそれなりに普通の人が見ても楽しめる映画を新作ではやりたいと試行錯誤中です。自主映画ならではの作る楽しみと苦しみを味わっております。
「黒の世界Black It's The World」21分 監督:朴信浩
お葬式な隠し撮り?それで内容はちょっとそんなお葬式を小馬鹿にした感のある映画。何か訴えたいようなものがあるようだが結局、最後までその答えは見つからず。問題定義だったとしても小馬鹿にされた感が残るだけでなんだったのかよく分かりません。最後の主人公の哀愁のある表情は良く何を思っていたのかが分かればもう少し見方は変わったのかもしれませんが。
「渚のドラゴン」14分 監督:亀島誠
なんなんですか?この映画は!超お馬鹿映画ですね。くだらないけども単純に楽しめはします。
主人公である監督の圧倒的存在感と沢山の出演者というか友人?の映画作りによる楽しさみたいなものは凄く伝わる。ブルース・リー映画好きな監督がドラゴン映画の物真似をした映画って本当に数多くあるなぁ。大抵、監督自ら演じてる。(笑)
そういう映画で残るのは結局、主演監督の存在感ですね。ちなみに僕の「カウボーイ怒りの鉄拳」という映画はタイトルだけ聞くとドラゴン映画のようですが影響は大してありません。
だけど奇遇な事に監督主演しております。ブルース・リーではなく僕の場合はデニス・ホッパーの物真似でした。大概、僕も基本はバカですから。(笑)
「東京冬物語」16分 監督:山岸信行
8mmによる撮影が古い時代感を感じさせるが内容は比較的現代劇。実際作られたのも2001年だったりする。だけども変な時代錯誤?な感じがしていつの設定なのかが微妙に伝わりにくい。昔の戦時中の感じと現代の感じの似た感覚を映画いているのだとしたら成功しているのだろうが、どちらの時代の事について描こうとしているのか恋愛ものなのか戦争について描こうとしているのかをはっきりさせた方が良かったように思える。自衛隊の事を描いているのならもっとこのエピソードを掘り下げて欲しかった。現代はもっとこのテーマについては深刻になってきてるので次もやるならとことん中途半端でなくやってもらいたい。その着眼点と実際に形にした点では伝えたいものが少しは伝わりました。しかし、折角フィルムで撮影してるのに後処理でわざとらしいフィルム傷とかの効果を付けるのはいかがなものか?もったいない。僕も新作では8mmフィルムっぽくするつもりですがあんなに後処理で付けましたみたいなあざとい感じにはしません。デジタルでの後処理って分からないぐらいの方がいいと思います。でも実はそれは難しい事ではありますけれど。こだわり所ではあります。
ちょっと今回は厳しめな感想ばかりになりましたが、あまり人の事ばかり言ってられません。
僕も頑張らなくちゃ!です。
それと今回は司会はいつものトック譲は次の芝居の為、お休みでちかりん、鶴岡氏のCUTコンビで行いました。まぁ、色々と前向きなので、いくつかダメ出しもさせてもらいましたがまた頑張ってというか楽しんでやってもらいたい。しかし、途中ゲストで現れたしーとん譲はいつも、ほんわか不思議なオーラを出しておりますなぁ。
交流会も沢山残って遅くまで盛り上がりました。僕は奥のカウンターでスタッフとばかり語りあっておりましたが。当然、終電無くなり帰れませんが今日は「スターウォーズ エピソード3」の先先行ナイトをやってるので見に行く事にしました。う~ん、楽しみ!
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