A Day in The Life

主に映画、ゲーム、同人誌の感想などをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、ここはいいトシしたおっさんのブログ。

「けものフレンズ2」最終話見ました……

2019-04-02 23:18:03 | それさえも平穏な日々

 なんというか……なんというか……これもう「作品」と呼ぶことすらはばかられるわ……。
 不必要な伏線の不必要な回収、1期の劣化コピー以下の展開、構成要素の放棄、緊張感のないピンチシーン、設定の矛盾、キャラの使い捨て、そして1期要素を使っておきながら生かせない通り越して冒涜し踏みにじるかのような展開。
 これまでは「ひどい作品」「展開が雑」「脚本が機能してない」というところから「結果的に」1期を汚す作品になっていると思っていました。
 しかし最終話で確信しました。
 
 これ最初から悪意で作ってるわ。

 こいつはくせえッー!ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッーーーーッ!!
 こんな悪には出会ったことがねえほどになァーーーーッ
 結果的にクソ作品になっただと?ちがうね!!こいつは生まれついての悪だッ!

 などと脳内でスピードワゴンが絶叫しようってもんですよ。
 今までひどい作品はたくさん世に出たことでしょうし、僕自身もたくさん見てきました。
 しかし、それらの多くは結果的にひどい作品になったのであり、最初からひどい作品にしようなんて目的で作られる作品なんてありませんし、あってはいけません。
 でもけもフレ2は違った。
 1期を汚そうとする明確な意図がなければこんなことはするはずがない。
 もう途中までの粗雑極まる展開や整合性の取れていない設定はまだあきらめがつくんです。
 しかしラストのサーバルちゃんとかばんちゃんの会話、1期のOPを流したED、さらにはCパートのイエイヌと金庫にしまってあった絵。
 悪意以外の何物でもない。
 けもフレ2の正体は、私怨で作られたクソの山でした。
 前半あたりはまだ、「これでフレンズたちの不自然な描き方も、『人間の介入を受けた動物』というテーマを匂わせているんじゃないか」とか、手のひらを返す準備はしてました。
 それが中盤に差し掛かった当たりで、この作品は完全に取り返しのつかないミスをしていることに気づき、どう考えてもまともな終わり方はしないよなあと思っていました。
 視聴を続けていたのは、「この作品がどんなオチをつけてくれるんだろう」という、まあ下卑た好奇心からでした。
 そして11話、もう完全に話の整合性が取れておらず、どう考えてもあと1話で話をたたむなんて不可能だろうというところまできてからのこれですよ。
 完全に予想を裏切られました。
 せいぜいケムリクサと真逆の評価で大敗、はーあやっぱりクソだった、くらいの展開だと思ってました。
 しかしフタを開けてみれば、そんな予想を遥かに下回る地獄が待っていましたよ。
 私怨を創作の原動力にすることは間違っていはいない。しかし、仮にもプロが私怨を目的に作品を作るなど許されるはずがない。
 「けものフレンズ2」をもはや作品と呼ぶことはできません。
 これは1期へはもちろんのこと、創作行為そのものに対する冒涜そのものだと感じます。
 こんなものがつくられてたまるか。

コメント
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