Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

ミルクレープ。

2007-05-05 00:00:37 | 料理
昨日は女性会話クラスの日。一応今期最後の会話クラスとなります。
来週は何を考えるのか先生達の"Thinking Time"らしく、お休みで再来週から夏セメスターとして新たにスタートとなるようです。夏セメスターはクッキングクラスの代わりにソーイングクラスが開講予定で、L先生から"ソーイングアシスタント"として手伝いを要請されているところです。なんせL先生自身ミシンが扱えませんから。。。。

昨日までにソーイングの案を提案して欲しいということだったので、いくつかソーイングプランを立てて会話クラスに参戦してきました。

いつもの通り会話クラスはランチ&スナック持参方式。一昨日が出張講習で事前にお菓子を製作する時間がなく、昨日の持参菓子のプランも考えてなかったため、朝イチで手持ちの材料で作れるものを急遽検索。あれこれ悩んだ結果、今回は"ミルクレープ"に決定。

数回前の会話クラスでL先生の母親が知っていた"Japanese Cake"について話題が挙がりました。L先生曰く、パンケーキを積み重ねたもののような形でクリームが挟んであり、なぜJapaneseなのかはわからないようですが、おいしかったらしい。イメージ的には"ミルクレープ"のことではないかということで日本人の中では話がまとまっていたので、一度作って確かめてみることにしました。

"ミルクレープ"はクレープを何枚も焼いて、クリームを挟みながら重ねて厚みを出し、ケーキ状にしたもの。日本では人気のあるケーキですが、こちらではさっぱり見かけませんね。

12時前には完成しないといけないので、ダンナさん出勤後早速製作開始。
先ずクレープ生地の製作。卵と砂糖をボウルに入れて混ぜ合わせ、牛乳を使用分量の半分をまず加えて混ぜます。

そこにベーキングパウダーと薄力粉を振るい入れ軽く混ぜ合わせ、残りの牛乳を加えて混ぜ合わせます。溶かしバターを加えて冷蔵庫で30分以上寝かせます。

生地を寝かせている間に中に挟む生クリームを買いに"Ralphs"へ。ついでに夕食の買出しを済ませて急いで帰宅。帰宅後寝かせた生地にまだダマダマが多少残っていたので、ザルで越して生地を滑らかにしてからクレープ焼成。

フライパンに油を敷いて中火で加熱しながらお玉1杯ずつ生地を流して焼き、表面が固まったらひっくり返して裏面にうっすら焦げ色が着くまで焼いて1枚完成。これを生地がなくなるまで延々と繰り返します。形を均一にするために18cmのテフロン加工の鍋を使って今回は焼きました。鍋の方が淵の立ち上がりがまっすぐなため鍋を回しながら生地を入れるだけでほぼ丸く均一に形を作ることが簡単にできます。
最後に重ねるため均一に丸く形を作る方が出来上がりが綺麗です。

1枚1分で焼き上げて30分ほどクレープと格闘。30枚弱焼くことができました。焼けたものをラップに一枚ずつ挟みながら重ねて、焼き上がり後は冷却のため冷凍庫へ。生クリームの泡立ての間に急速冷却しました。

中に挟むクリームはカスタードと生クリームが基本ですが、時間がないため今回は生クリームだけを挟むことに。フルーツをはさんで厚みを出す策もあるのですが、切り分けるのがさらに難しくなります。
今回は初回製作なのであまり冒険はせず生クリームだけで作ってみることに。単純に生クリームに砂糖を加えて泡立てただけでクリーム完成。

冷凍庫のクレープを取り出して、一枚づつクリームを塗っては重ねてを繰り返し、ケーキ完成。最後に難関の切り分け作業です。この時点でもう11時30分。あと15分ほどで仕上げてもって出かけなければなりません。もう一度冷凍庫に入れて少しでも冷やし固めて安定させてから切ることに。冷やしている間に持ち出し用の折箱をつくり、洗い物や片付けをして出かける準備。切って折箱に詰めてすぐ出かけられるようにしてから切り出し開始。

ミルフィーユやミルクレープは切るときに形が崩れやすい代表的なもの。食べるときも美しく食べるのが難しいお菓子です。切ると層がつぶれるかずれて形が崩れてしまいます。きっちり冷やし固めてから切るとまだ綺麗に切り分けができるのですが、時間がなく恐る恐る切り分けました。なんとか層がずれることはなかったのですが、断面がやはり綺麗にならずやや問題。とりあえず一つづつ紙皿にのせて折箱に8個詰めてドタバタで出動しました。

会場に着くと、昨日の会話クラスは出席者3人。皆さん今回はスナック持参で風水や東洋医学の話で盛り上がっていました。今回の持参菓子はL先生はカボチャソフトクッキーとアボガドデップ&トルティーヤチップ。台湾人のCaさんは"台湾式源氏パイ"。私が"ミルクレープ"となりました。Caさんがかなりミルクレープが気に入ったらしく残った4つのケーキを全てお持ち帰り。私的にはちょっと甘さが足りないミルクレープで、生クリームをもう少し甘めにするか挟む量を増やすべきでした。次回の課題になりそうです。

3時間ほどで会話クラス終了。ソーイングクラスの話も少しL先生と打ち合わせて昨日は終了しました。
ソーイングクラスの方は、とりあえず行き当たりばったりで行くL先生の方針がよくわかりましたので、これ以上アドバイスをすることは当分停止。初回のクラスでどうなるか、それからしかソーイングクラスの方針は決定できないようですね。場合によってはソーイングクラスでなくなる可能性もあるようで、昨日の話では私的にはソーイングクラスとしての稼動は難しいという印象でした。

昨日の献立は、豚肉とトマトのフリッジ、サーモンのソテー サラダ風、カリフラワーのスープ、ミルクレープでした。
金曜のプライベートクッキングが終われば来週はこの毎日のクレイジーなお菓子作りから少し開放されそうです。来週は大学でのクラスが全くないのでちょっと小休止できそうですね。

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