Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

出張寿司教室。

2007-05-04 00:01:58 | 料理
昨日は、出張料理教室。
今回はチリ人のCさん宅。お題は"巻き寿司"でした。
Cさんは英会話クラスのアドバンスクラスで英語はほぼペラペラ。11ヶ月の赤ちゃんがいて、クッキングクラスで知り合いました。とはいっても挨拶をする程度で親しくはなかったのですが、数週間前に「寿司を家に教えに来てくれないか?」と急に尋ねてきたことからよく話をするようになりました。

彼女と私は同じ年でかなりしっかりとした姉さんタイプ。南米系グループのリーダー的存在ですね。こちらでの滞在も長く英会話クラスには3年近くいる最長のお局様です。一昨日のクッキングクラスでも先生達にお礼の品を渡すイベントを企画して幹事をしてくれていました。結構アクティブなお局様です。

彼女の家は我が家の1ブロック南で、大学所属アパートに住んでいます。我が家も大学所属のアパートを借りたかったのですが、競争が激しくとても無理。大学のアパートは大学から徒歩圏内で家賃が我が家の2/3程度。外見もよく、手入れが良くされている感じです。ほとんどがシングル仕様でファミリータイプは数が少ないのでかなり競争率が高い。今回初めてこのアパートの中を見ることができました。

10時30分に自転車で寿司講習道具とチーズケーキを持って彼女の家に到着。我が家からは自転車で5分。Lさんの家と同じくらいの近さです。部屋は明るく、リビングは少し我が家よりも狭いかもしれませんが、寝室は大きいようです。バスルームも明るく日当たりがどの部屋もよいのが印象的でした。

先ずは寿司飯の作り方から。お米の研ぎ方から始めて、浸水、炊き込み、蒸らしの工程をデモ。浸水時間の間に薄焼き卵と厚焼き卵の作り方を教えて、彼女にも作ってもらいました。フライパンがテフロン加工ではあったものの新しいものではなく、コーティングが剥げぎみで油をなじませるのにちょっと苦労しましたが、薄焼き卵もうまくデモできました。

2月のクッキングクラスでも私の講習会にも参加してくれていて、その後一度この薄焼き卵を家でトライしてみたそうですが、フライパンに卵が引っ付いてうまくいかなかったらしい。おかげで昨日私が呼ばれることになったのですが、やはりフライパンが古かったことが一番の原因でした。卵液薄く広げるということもやや難しいようで、水で卵液を薄めて量を増やし、固まる時間を遅らせることで大きめのフライパンでも薄焼き卵を作りやすいように指導しました。

ご飯が炊き上がると、合わせ酢を作り、酢飯を製作。出来た薄焼き卵に包んで茶巾寿司の完成。次に巻き寿司作り。巻き寿司もトライしたことがあるらしいのですが、うまく巻けずに形がつぶれてしまうようでした。具は卵焼き、きゅうり、ツナマヨネーズ、アボカド、ほうれん草を用意。アボガドはちょっと未熟で飾りとしてしか使えませんでしたが、ツナマヨが強力アイテムでした。きゅうりと卵焼きのシンプルな具で巻き方をデモ。

彼女にもやってもらって一度目はうまく巻けずに半つぶれになったのですが、巻き方のポイントを説明して半つぶれになっても最後の成形で丸く巻くことが出来るように教えました。一般的には海苔1枚で1回1本巻くのですが、幅が広いため半分幅にして片手サイズの幅にして巻くように指導。初心者は幅が狭い方が巻きやすく、ムラが出にくいので今回は半サイズで彼女に実践してもらいました。成形の最後に巻き簾でご飯を締めるのですが、これが最大のポイント。巻き簾の下側を引っ張って巻き寿司を固めに成形すればほぼ誰でも丸く成形できます。特に海苔は半幅なので片手で巻き寿司全体を掴むことが出来るためムラが出来ずに済みます。すぐに切らずに冷蔵庫か冷凍庫で少し冷やし固めてから、包んだラップごと切ると寿司の形も崩れずに切りやすい。

料理教室はなんと言っても生徒がやってみて初回で成功することが一番重要ですので、彼女に巻き寿司を一人で作ってもらってうまく巻きあげるところまでなんとか指導できました。ランチにこの作ったおすしを並べて彼女のご主人と3人でミニ寿司パーティ的試食。

チリワインを片手に1時間ランチ。チリワインは日本でもよく売られていますが、上質のものは日本でも高い。こちらでは多少安価なようです。チリ人にお勧めのお国のワインを聞き出すことはとても重要。ワイン音痴の私にはおもてなし用にワインを購入するときの貴重な情報です。このワインも甘めでとても飲みやすいのですが、6ドルと安価。日本ではいくらするのでしょうか。。。
彼女のご主人が大学へまた登校してからはマヨネーズを借りた階下のチリ人が替わりにやってきてランチ&ティー2回戦。チリの国の話やこちらでの生活のこと、アダルトスクールの話などで17時まで長居をしてしまいました。

スフレチーズケーキも好評で、彼女からお礼にチリのネックレスとピアスのセットとハンドクリームをもらいました。我が家でするプライベートクッキングとはまた違った雰囲気でとても楽しくレッスンができました。アドバンスクラスの友人が出来ると英会話の勉強にはとても強力です。今度は彼女のチリ料理を教えてもらうようにお願いして、昨日はあっという間に一日が終了でした。

昨日の献立は、ビーフストロガノフ、パイナップルと生野菜のサラダでした。


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