Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

チョコ・ズッキーニケーキ。

2011-07-23 10:39:22 | 料理
本日の朝食実習は、ズッキーニケーキ。
ズッキーニは最近、日本でも認知度が上がってきて、スーパーで普通に売られる商品となってきました。でも食べ方があまり知られていないので、人気はいまひとつといったところでしょうか。
味が淡白な野菜でトマトやとうもろこしのようにそれだけではなかなか食べにくい野菜なので、まだ特売にかかるほどに大衆野菜にはなっていないですね。

ということで、ズッキーニを大量に消費して、みんながよろこぶケーキを作ってみました。
日本ではほとんどレシピを見かけることもないズッキーニケーキですが、アメリカでは、ズッキーニを使ったマフィン、ブレッド、ケーキはごく一般的家庭料理です。
なぜズッキーニを入れるのかちょっと不思議なのですが、日本でヘルシー嗜好で豆腐を混ぜて使うのを似たような感覚なのかもしれません。

今回は、ココアパウダーを加えたバターケーキ仕様です。

<材料>(15cmケーキ型1台分)
ズッキーニ  (中)1本
バター    20g
薄力粉    100g
ココアパウダー 大さじ2
重曹      小さじ1/2
塩       小さじ1/2
砂糖      50g
植物油     大さじ1
卵       1個
ヨーグルト   80cc


先ずズッキーニを削ります。
いつものように、すりおろしではなく、突きおろし器でちょっと荒めに削ります。

ボウルに入れて、塩を振り、数分放置して水気をしっかりと絞ります。
ズッキーニ系のベイクものを作る際の大事なポイントがこの水分。
見た目以上にズッキーニは水分が多いため、十分に脱水することが肝心です。
削ったときは大量でも、ぎゅっと絞って水分を抜くと、半分以下になってしまいます。

別ボウルに室温で柔らかくしたバターと砂糖を加え、泡だて器でクリーム状なるまでよく泡立てます。

そこへ油を加えて混ぜ合わせます。
ズッキーニ系ベイクものの特徴はこの油と砂糖。ズッキーニの味が淡白で水分が多いためか、たいていのレシピには油と砂糖が大量投入されているので注意が必要。
我が家仕様に油と砂糖を極力抑えつつも、今回は他材料の通常ベイクものよりやや多めにはなりそうです。

さらに卵を加えて全体を良く混ぜ合わせます。

器に薄力粉、ココアパウダー、重曹を加えて混ぜ合わせます。

卵液に粉混合物の1/3量を加え、全体を軽く混ぜ合わせ、ヨーグルトを1/3量加えて混ぜあわせます。

粉気が少し残る程度でまた粉混合物とヨーグルトを交互に1/3量ずつ加え、両材料がなくなるまでもう一度繰り返して交互に加えながら、全体を混ぜ合わせます。

最後に水分を絞ったズッキーニを加えて、全体がまとまるまで混ぜ合わせて生地完成。

ケーキ型にオーブンペーパーを敷きこんで、生地を流し込みます。


ゴムベラで全体を平らにならして160度のオーブンに入れて25分間焼きました。

竹串をさして焼き上がりは確認しました。
焼き上がりはふっくらとして、ガトーショコラ調。

荒熱を取って型からはずし、30分ほど休ませて粉糖を振りかけて完成。

バターの量は少ないもののかなりふんわりとした食感。
ズッキーニの粒が少々見えるものの、口ざわりにはほとんど影響がなく解けるような舌触りで、めちゃくちゃおいしい。

今まで作ったズッキーニブレッドでは、ズッキーニの風味がかすかにして食感は通常のクイックブレッド的でしたが、今回は完全にスポンジケーキ状。
詰まった食感でないのが、なによりも驚きです。

ココアを加えることで、ズッキーニの風味はほとんどなくなり、ズッキーニが入っているかは判らないくらい。野菜ケーキらしくないケーキで、ちょっと温かいくらいで食べるのがこのケーキは一番おいしいかも。
想像以上においしかったので、この季節何回か登場しそうですね。

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