Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

ロシアン・ブレッド。

2011-06-15 08:09:29 | お試し商品
今日の朝食実習は、ロシア風パン。
日本風で言うと"お惣菜パン"。

最近よく見ているブログ"Knead for Bread"に載っている"ロシアン・リーキチーズブレッド"を参考に作ってみました。
下仁田ネギのような太葱のリーキとチーズをフィリングとして、生地はサワークリームが入っているところがロシア風のようです。

このブログは3層構造になっていて、ブログとして味や感想を書いているのがこの"Knead For Bread"。
また、作り方の詳細は、別サイトの"Cooking Bread.com”。アメリカンサイトにしては珍しく、丁寧に作り方の写真が掲載されていてわかりやすい
さらにプリント用にレシピだけのサイトが別にあって、こちらはシンプルでおまとめ用といった感じ。

ブレッド系に特化しているのですが、レシピ点数も多く、最近よく閲覧しています。
味の方はまだ試作が追いついていない状態ですので、レシピの味の評価も兼ねて、今回1品作ってみました。

<材料> (二人分)
強力粉 70g
薄力粉 70g
重曹  小さじ1/4
ベーキングパウダー 小さじ1
塩   小さじ1/4
ヨーグルト 120cc

・フィリング
玉ねぎ  (大)1/3個
クリームチーズ 30g
プロセスチーズ 20g
ピザ用チーズ  大さじ3
豆腐      50g

先ずは、フィリングから作ります。

フライパンに少量の油を加えてみじん切りにした玉ねぎを軽くいためます。
レシピではリーキを使っていますが、生でも甘い新玉ねぎで代用。

玉ねぎが透き通ってきたら、火をとめて、チーズと豆腐を加えます。
スプーン背などで豆腐を押しつぶすようにしながら全体がべたっとまとまるまで混ぜ合わせます。
レシピでは、クリームチーズとヤギのチーズ、リコッタチーズを加えていましたが、ヤギやリコッタチーズは手に入りにくいし、高価なので、プロセスチーズを手でちぎり、ピザ用チーズを加えました。
また水切りした豆腐を加え、フィリングのボリュームを出し、チーズの量を抑えてコストとカロリーをカット。
もともとリコッタチーズはプレーンな味で、豆腐と同じくらい風味が弱いので、豆腐で代用が出来ます。
ピザ用チーズを加えることで、熱で溶けて全体がクリーム状にまとまりました。

次に生地を作ります。

ボウルに強力粉、薄力粉、重曹、ベーキングパウダー、塩を加えて混ぜ合わせます。

さらにヨーグルトを加え、菜箸で全体に水分が行き渡るまで混ぜ、全体がぼろぼろとして混ぜにくくなったら、手でこね始めます。
この生地は油も卵も加えず、イースト発酵も不要で、かなり簡単に作ることができるのも特徴。
本来は、サワークリームをヨーグルトの代わりに加えるので、油分としての効果もあるのですが、ヨーグルトで作るので、かなり油分の少ない生地に。柔らかめの生地にしたい場合は、バターを少々加えてもいいかも。

数分捏ねてまとまってきたら、ボール状にまとめて5分ほど寝かしておきます。

まな板に打ち粉を軽くして、生地を載せ、麺棒で20cm四方に伸ばします。
サイズはお好みで、生地はイースト発酵ではないクイックブレッドなので、やや固めになるため、あまり分厚くしない方が、食べやすいかも。

フィリングを延ばした生地の中央に乗せ、軽く広げておきます。
生地端は折りたたむので、フィリングは全体に広げなくてO.K.。

生地端は中央部に折り返して成形完了。
フリーフォームパイに似た成形で、これがロシアンブレッドでよくみかける形。
成形も楽なので、あっという間に出来上がります。

仕上げに牛乳を生地表面に軽く塗って天板に載せて、170度に予熱したオーブンに入れて20分程度やきました。

思ったより膨れて、ボリュームある仕上がり。
予想通り、ボリュームの割りにクラムは固めで外側はカッチリして、中はモッチリ。
即製で作れる分、焼きたてが勝負のパンで冷めると固くなるかもしれませんので、食べるタイミングも重要。

フィリングはグラタンのような味と食感でクリーミーでまろやか。豆腐感がなく、クリームチーズがふんわりと効いてとても優しい味で、なかなか美味でした。

時間があればイースト発酵で作るとさらにおいしいかと思います。
手早さと味の総合評価から、まずまずの合格点。
レシピはかなりの数が載っていますので、さらにいくつか試作してみたいと思います。

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