かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

北陸新幹線が大阪まで届いたら「太平洋ー日本海 新幹線周遊切符」とか楽しそうなんですが。

2015-09-04 22:31:26 | Weblog
 一頃に比べると最近台風が少ないな、と思っていましたら、今、太平洋上には3つの超大型台風が蟠踞しており、これは観測史上初めての出来事なのだそうです。台風3つくらい過去にもあっただろう、とそのニュースを見た時には思ったのですが、米国で言うカテゴリー4、日本でなら「非常に強い勢力」の台風が3つ同時にオンステージしたのは、確かに初めてのことなのだとか。その内の一つ、台風17号は、東太平洋から中部に乗り込んできて、来週末位に日本に最接近しそうな塩梅なのですが、ちょっと東に遠いのと、現在位置が北緯23度とわりかし北に寄っているために、果たして列島直撃、なんてことにはならないかもしれません。台風もこれで打ち止めになって、涼しい秋を迎えてくれたらありがたいことこの上ないんですが。

 さて、鳴り物入りで開業した北陸新幹線ですが、平日はガラ空き、という話も聞こえる一方で、北陸の経済にはかなり好影響を与えている、という話を見ました。その後、東京五輪も睨んで延伸計画が前倒しされており、次は大阪までどのルートで届かせるのかが目下の検討課題なのだそうです。福井県敦賀までは一本道で、その後どう通して大阪につなぐか、想定ルートは3ツあり、関係者の間で色々と思惑や駆け引きが活発化しているそうです。
 ルートは、まず、敦賀から琵琶湖の東側をなぞって米原へとつなぐもの、次が琵琶湖の西を通し京都につなぐもの、3つ目が、琵琶湖周辺によらず、小浜辺りから一気に南下して京都へ出るもの、とのことで、建築費が安く済む米原ルートが最有力なのだそうです。ただこの案に、JR東海は、ただでさえ過密な東海道新幹線に無茶なしわ寄せをおっかぶせるものだとして強い難色を示しており、滋賀県も、新幹線が通ると並行する在来線が整理されてしまうから新幹線はいらない、と声を上げているなど、単に作るのが簡単で安いから、という理由だけでは決めがたい難しさがあるとのこと。そのような声に煩わされないのが小浜からの南下ルートとのことですが、こちらは米原ルートの倍の一兆円近い建設費がかかるという試算で、なかなかおいそれとは選べない模様です。いずれにせよ早く決めて建設できれば、大阪から東京へ、東海道から長野・北陸道を新幹線で一周できるなかなか面白い物ができるはずなのですが、果たして私が儚くなるまでに全線開通なるか、なかなかに興味深い歴史が見られそうです。

コメント
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