奈良市の今朝の最低気温は18.7℃、昼の最高気温は30.3℃、五條市の今朝の最低気温は14.6℃、昼の最高気温は29.6℃でした。今日は昼まではよく晴れて、青空に立ち上がる入道雲がまるで夏のようでしたが、その後は雲が多くなって日が陰ることが多くなり、日没後はこちらでもにわか雨が降りました。もっとも雨の中心は東に外れていて、そちらでは短時間ながら相当集中的に豪雨が降り注いだみたいです。その割に気温は上がり続けましたが、ひょっとして晴れたままだったら余裕で真夏の暑さになっていたんでしょうか?
さて、最近、寄生虫アニサキスによる食中毒が増えているそうな。ここ10年で報告事例が5倍ほどになっており、年間4ー500件程度出ているとのこと。アニサキスはいわゆる青魚やイカなどに多く、これらの魚介を生で食べるときには注意が必要とされますが、それにしても被害件数が増えているのが不気味ではあります。原因は、クジラの増加なのだそうです。アニサキスの最終宿主はクジラなのだそうで、卵を魚が食して魚の内臓で孵化して寄生し、その魚をクジラが食べることで再終宿主までたどり着く生態とのこと。そのクジラの体内で卵を産んでその卵が海に出てきて魚に食べられ寄生するというのを繰り返しています。そのために、クジラが増えることでアニサキスも増殖の機会を得て、海に卵がばらまかれている状態になっているようです。最近ではアニサキスが寄生する魚種も増えてきており、海外では魚は冷凍することがほぼ義務付けられていますが、生食の食文化を持つ日本では例外的に冷凍すること無く生の魚が流通しているのだそうな。
−20℃冷凍24時間で死滅することや、60℃以上の加熱で死ぬこと、また、最近では熊本大学産業ナノマテリアル研究所の浪平隆男准教授らの研究グループによる超高圧電流の瞬間通電で魚肉中のアニサキスを99.9%殺滅する装置が開発され、普及が待たれるなど、食中毒を防ぐ方法は色々出来つつあるようですが、それらが一般的に使われるようになるまでは、魚を調理する板前さんらの観察にかかっているようです。
しかし、一度体内に侵入を許すともう薬は効かないという話ですが、以前正露丸がアニサキスを殺虫する効果があるという話を見たことがあります。あれもまだ実験段階で、すぐにヒトの消化管内でアニサキスを退治する虫下しとなる救世主というわけでも無さそうですが、生卵だって執念で食べられるようにしてきた我々日本人なのですし、生魚についてもいつかは完全にアニサキスを克服しうるときが来るのではないかと思います。
さて、最近、寄生虫アニサキスによる食中毒が増えているそうな。ここ10年で報告事例が5倍ほどになっており、年間4ー500件程度出ているとのこと。アニサキスはいわゆる青魚やイカなどに多く、これらの魚介を生で食べるときには注意が必要とされますが、それにしても被害件数が増えているのが不気味ではあります。原因は、クジラの増加なのだそうです。アニサキスの最終宿主はクジラなのだそうで、卵を魚が食して魚の内臓で孵化して寄生し、その魚をクジラが食べることで再終宿主までたどり着く生態とのこと。そのクジラの体内で卵を産んでその卵が海に出てきて魚に食べられ寄生するというのを繰り返しています。そのために、クジラが増えることでアニサキスも増殖の機会を得て、海に卵がばらまかれている状態になっているようです。最近ではアニサキスが寄生する魚種も増えてきており、海外では魚は冷凍することがほぼ義務付けられていますが、生食の食文化を持つ日本では例外的に冷凍すること無く生の魚が流通しているのだそうな。
−20℃冷凍24時間で死滅することや、60℃以上の加熱で死ぬこと、また、最近では熊本大学産業ナノマテリアル研究所の浪平隆男准教授らの研究グループによる超高圧電流の瞬間通電で魚肉中のアニサキスを99.9%殺滅する装置が開発され、普及が待たれるなど、食中毒を防ぐ方法は色々出来つつあるようですが、それらが一般的に使われるようになるまでは、魚を調理する板前さんらの観察にかかっているようです。
しかし、一度体内に侵入を許すともう薬は効かないという話ですが、以前正露丸がアニサキスを殺虫する効果があるという話を見たことがあります。あれもまだ実験段階で、すぐにヒトの消化管内でアニサキスを退治する虫下しとなる救世主というわけでも無さそうですが、生卵だって執念で食べられるようにしてきた我々日本人なのですし、生魚についてもいつかは完全にアニサキスを克服しうるときが来るのではないかと思います。