かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

新型コロナ禍は聖徳太子ゆかりの古刹をも蝕むようで、法隆寺が維持管理費を稼ぐためのクラウドファンディングを始めるそうです。

2022-06-15 20:05:33 | Weblog
 奈良市の今朝の最低気温は18.2℃、昼の最高気温は27.6℃、五條市の今朝の最低気温は16.5℃、昼の最高気温は28.2℃でした。今日は雨時々曇り、昨日の天気予報だと午後には雨が上がって明日は天候回復、というシナリオだったと記憶していますが、残念ながら今日は朝よく降った後一旦上がってわずかに日が出るときもあったようですが、夕方以降かなり強い雨が再び降り出し、とてもこのまま上がるとは思えない様子になりました。一応明日は曇り時々晴という予報が出ていますが、日中の降水確率は30%と予報にしてはかなり高めになっていますので、ひょっとしたらまた降ってくるかもしれません。
 何にせよ現時点で日曜日以降は雨マークが並んでいますので、今梅雨入り宣言がなされないのであれば、週末に梅雨入りとなるのでしょう。

 さて、奈良県の世界遺産法隆寺が、新型コロナ禍で観光客が激減、経済的に苦境に立たされ、この程、クラウドファンディングで資金を調達することにしたとのニュースを観ました。来月29日までの募集で、目標額は2千万円とのことです。
 奈良県の古いお寺はいわゆる檀家制度が無く、その維持経費は国からの補助金と拝観料に頼っています。法隆寺は数十もの国宝や重要文化財の建物、仏像、工芸美術品などを有する我が国でも屈指の古への歴史を伝える寺であり、これまで多くの修学旅行生や観光客を迎えていました。国宝、重要文化財は国からの補助金で維持管理されていますが、それ以外の部分については拝観料で賄ってきたため、この長引くコロナ禍で苦境に立たされることになったとのことです。国宝や重文も、それらを維持するためには物によっては保管庫のようなものもいるでしょうし、境内の浄域の掃除や維持管理などを始めとして多くの費用がかかるのは容易に想像できます。国も国宝重文を維持する費用を負担するのなら、それらを守るための付随する施設の維持費なり人件費なりその他費用もちゃんと観てあげれば良いと思うのですが、新型コロナ禍で大盤振る舞いのどんぶり勘定でじゃんじゃんお金を使っている割には、その手の費用には妙にシブチンなところが見えます。あるいは全く意識していない、想像すらできないだけなのかもしれませんが。
 でもこれは、一人法隆寺だけの問題では多分無いのでしょうね。東大寺、興福寺、薬師寺、元興寺等々といった他のお寺でもやっぱり厳しい状況になっているのではないでしょうか? 管轄が文科省なのか文化庁なのかは存じませんが、必要な手当ができるように一度しっかり調査をして見られてはどうかと思います。

コメント
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