奈良市の今朝の最低気温は16.4℃、昼の最高気温は26.4℃、五條市の今朝の最低気温は14.3℃、昼の最高気温は24.8℃でした。今日は朝のうちはまだ日差しもありましたが、それも昼には途絶え、夕方、16時ころには雨が降り出してきました。18時現在でまだ雨は断続的な小降りであり、本格的な雨に移行するのは今夜半と思われますが、現時点で東海から九州まで広く覆われる東西に太い雨雲の帯が形成されており、多分明日の昼頃、それが頭上を抜けきるまでは雨の心配をする必要があるでしょう。明日から暫くは日中も今までに比べたら少し気温控えめの予報が出ています。さすがに防寒着までは必要ないとは思いますが、こまめに変えられるようなちょっとした重ね着の用意は必要かもしれません。
さて、知床半島の観光船遭難沈没事故で、引き揚げられた観光船の検証が進められていますが、船首やエンジンルームなどを分ける隔壁に人が通れるほどの大きな穴が開けられていた、との話がニュース等で出てきています。船首から4つに仕切られた各部屋には、甲板から降りられるハッチがあったが、隣の部屋に移動するのに不便なのでその穴を開けたのだそうで、これが各部屋の気密性を損ない、結果的に船底からの浸水を止められず、またたく間の沈没を招いたのではないか、との推測がなされているようです。国土交通省の検査では、エンジンルーム前後の隔壁については穴を塞ぐように指示を出し、その後塞がれていることも確認していたそうですが、船首部については確認がなされなかった模様です。
それを聞くと、会社のいい加減な整備や国交省の検査ミス? とか反応してしまいそうですが、小型船舶安全規則にはこれくらいの港に近いところを航行する小型船舶に気密隔壁を設ける必要性は義務付けられておらず、エンジンルームの問題も、気密性云々ではなくて火災に対する備えとして引っかかったもので、最初から船底に穴が空いて浸水・沈没することなどこの手の船舶には想定されていないということなのでしょう。
しかし、結果としてそれが原因で子供を含む大勢の命が失われたのであれば、その法的な規制も考えないといけないでしょうね。少なくとも、たとえ沿岸付近とは言え風浪激しき外洋と穏やかな内海とで船の基準が同じというのは理解しがたいですし、落水したらものの数十分で助命不可能となる危険な北の海と相当長時間波に漂っていても結構生きていられる南洋と、安全基準が同じというのもありえない話としか思えません。この規則を定めた時にそれらケースバイケースで想定されうる事象をどれだけ具体的に検討しその内容を取捨選択する努力したのか、あるいはしなかったのか、数カ月はかかるという船体の検査はしばらく海上保安庁に任せて、マスコミは政府・国交省に対して取材調査を行うべきであろうと私は思います。
さて、知床半島の観光船遭難沈没事故で、引き揚げられた観光船の検証が進められていますが、船首やエンジンルームなどを分ける隔壁に人が通れるほどの大きな穴が開けられていた、との話がニュース等で出てきています。船首から4つに仕切られた各部屋には、甲板から降りられるハッチがあったが、隣の部屋に移動するのに不便なのでその穴を開けたのだそうで、これが各部屋の気密性を損ない、結果的に船底からの浸水を止められず、またたく間の沈没を招いたのではないか、との推測がなされているようです。国土交通省の検査では、エンジンルーム前後の隔壁については穴を塞ぐように指示を出し、その後塞がれていることも確認していたそうですが、船首部については確認がなされなかった模様です。
それを聞くと、会社のいい加減な整備や国交省の検査ミス? とか反応してしまいそうですが、小型船舶安全規則にはこれくらいの港に近いところを航行する小型船舶に気密隔壁を設ける必要性は義務付けられておらず、エンジンルームの問題も、気密性云々ではなくて火災に対する備えとして引っかかったもので、最初から船底に穴が空いて浸水・沈没することなどこの手の船舶には想定されていないということなのでしょう。
しかし、結果としてそれが原因で子供を含む大勢の命が失われたのであれば、その法的な規制も考えないといけないでしょうね。少なくとも、たとえ沿岸付近とは言え風浪激しき外洋と穏やかな内海とで船の基準が同じというのは理解しがたいですし、落水したらものの数十分で助命不可能となる危険な北の海と相当長時間波に漂っていても結構生きていられる南洋と、安全基準が同じというのもありえない話としか思えません。この規則を定めた時にそれらケースバイケースで想定されうる事象をどれだけ具体的に検討しその内容を取捨選択する努力したのか、あるいはしなかったのか、数カ月はかかるという船体の検査はしばらく海上保安庁に任せて、マスコミは政府・国交省に対して取材調査を行うべきであろうと私は思います。