今朝の奈良市の最低気温は12.1℃、昼の最高気温は25.9℃、五條市の朝の最低気温は8.8℃、昼の最高気温は25.6℃でした。今日は午前中はよく晴れていましたが、午後になると雲が広がり、夕方にはそろそろ雨が降ってきそうな感じの分厚い雲に変わってきました。19時現在九州四国中国全域に雲がかかって広く雨が降っており、徐々に東へと雨の領域が移動してきています。この速度だと早ければ21時過ぎにはこちらでも雨になるかもしれません。今夜から明日朝にかけてが、今回の雨の時間帯ということになりそうですが、また雷など鳴って目が覚めるようなことがないように願いたいです。
さて、江藤農水大臣が、今日の会見で「備蓄米を出しても店頭価格が下がらない。責任を重く感じている。申し訳ないと思っている」と謝罪されました。
農水大臣と農水省は、現在の米の高騰は流通経路上の何者かによる米の投機的な取り扱いで出し渋りしているとして、それを打破するために政府の備蓄米を遅ればせながら放出、不足分と目される21万トンを市場に出し、明日23日の入札で更に10万トン出す予定とのことですが、米の価格の安定、低下には全く役に立たず、高値を更新し続けています。そもそも前回の備蓄米も結局入札で高値をつけたJAに売り払ったためにほとんど価格下落には繋がらず、次の10万トンも本当に米価格安定に役立つのか、というより政府・農水省は本気で米価格や米の流通をなんとかしようと思っているのか自体が疑わしくなってきます。こうなってくると原因とした米の投機原因説も怪しいもので、平成5年に記録的冷夏で込め不足となりタイ米などを緊急輸入した時よりも遥かに政府への信頼度が下落しているように感じられます。
江藤大臣は、「コメまで、安いものがあるなら海外から買ってくるのか。国民の将来にわたる不安に寄り添うことになるのか、大いに疑問を持っている」、「コメの国内生産が大幅に減少してしまうことが国益なのか、国民全体として考えてもらいたい」とも述べられましたが、国民に文句を垂れる前に、いかにこれまでの政府・農水省の農業政策が農業現場を駄目にしてきたのかについて反省もしないままこんな言葉を連ねられても、何をか言わんやでしかありません。
もはや農水大臣が謝罪コメントを出したくらいで収まりが付く話では無く、いかに速やかに、本気で取り組むかを実地に示さない限り、信頼されることは無いでしょう。その結果は次の選挙で示されることになるのだろうと思いますが、まだ時間はあるのですから、その職責を全うしてやれることは全部やると後先考えず全力を投じてもらいたいです。
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