隣りの和歌山で震度2ー4位の地震が頻発しているそうです。県北部の西端、和歌山市付近のごく浅いところが震源らしく、こちらでは体感されるような揺れが無いのもそのせいだろうと思いますが、大きなやつが控えているという情報しきりの昨今、至近距離で何度も揺れるというのはあまり気持ちのよいものではありません。
地震と言えば、鳥取県鳥取市の市役所庁舎が2009年の調査で耐震基準を満たしておらず、震度6強で倒壊する危険があるため、その対処を巡って騒動になっているようです。新庁舎に立て替えるか、現庁舎に免震改修を施すか、という選択肢がある中で、住民投票では安く済む免震工事に賛成が集まったのに対し、市長は、立て替えでいこうとしているのだとか。
鳥取市役所の本庁舎は、駅から徒歩20分、本庁舎が6階建て、道を挟んだ向かいに第2庁舎が5階建て。他に幾つか分散して庁舎があるそうです。本庁舎、第2庁舎とも1960年代の建物だそうで、免震工事の方の計画は、本庁舎を改造するとともに、第2庁舎は近隣に建て直すことで、約20.8億円の費用がかかり、古いのはやめて、庁舎を統合して新しく駅近に立て直す案だと、74.8億円かかる、という試算が出され、住民投票で安い方が選ばれましたが、その後免震工事の方は20億じゃ無理、何やかんやひっくるめて40億以上かかります、という見積もりが出て、それじゃあ新しく作った方がいいや、と市長が判断した、という経緯のようです。ただ、最初に20億と見積もった設計者さんによると、40億かかる、という試算はそもそも免震工事と関係ない費用が入っている上、工事単価も、近隣の県庁の工事等を比較して明らかに過大に積み上げられている恣意的なものだ、とする反論が出ていたりもします。
まあ鳥取市の庁舎がどうなろうとこちらには何ら影響も無いわけですが、半世紀近い昔の建物の耐震性不足の問題自体は結構身近な話題だったので、ちょっと興味がわきました。個人的には、お金の工面がつくなら、という前提条件はつきますが、50年も前の建物なら、イチから新しく立て直した方が良かろうとは思います。何せ古いのはまず暗いですし、電源もLANなどの配線も、現代の状況をほとんど考慮されていませんし、断熱とかも今の技術からしたら未熟で、冬寒く夏暑く、空調設備も古かったりして非効率ですし、アスベストなども使われていたりもしてあんまり良い環境ではないはずなのです。駅に近くなったりバリアフリー設計を最初から取り入れたり幾つかの庁舎が統合されて機能的になったりエレベーターや空調、照明なども最新の省エネタイプになったり、もちろん肝心の免震もきっちり作られたりで、基本新築にこした事はありません。工事中に業務が妨げられたりする問題も別建てすれば無いでしょうし。まあ、その分引っ越しは大変でしょうが。
鳥取の件は議会での勢力争いとかも絡んだややこしい話のようですが、どういう風に決着がつくのか、野次馬根性でちょっと覗き見していたい気がします。
地震と言えば、鳥取県鳥取市の市役所庁舎が2009年の調査で耐震基準を満たしておらず、震度6強で倒壊する危険があるため、その対処を巡って騒動になっているようです。新庁舎に立て替えるか、現庁舎に免震改修を施すか、という選択肢がある中で、住民投票では安く済む免震工事に賛成が集まったのに対し、市長は、立て替えでいこうとしているのだとか。
鳥取市役所の本庁舎は、駅から徒歩20分、本庁舎が6階建て、道を挟んだ向かいに第2庁舎が5階建て。他に幾つか分散して庁舎があるそうです。本庁舎、第2庁舎とも1960年代の建物だそうで、免震工事の方の計画は、本庁舎を改造するとともに、第2庁舎は近隣に建て直すことで、約20.8億円の費用がかかり、古いのはやめて、庁舎を統合して新しく駅近に立て直す案だと、74.8億円かかる、という試算が出され、住民投票で安い方が選ばれましたが、その後免震工事の方は20億じゃ無理、何やかんやひっくるめて40億以上かかります、という見積もりが出て、それじゃあ新しく作った方がいいや、と市長が判断した、という経緯のようです。ただ、最初に20億と見積もった設計者さんによると、40億かかる、という試算はそもそも免震工事と関係ない費用が入っている上、工事単価も、近隣の県庁の工事等を比較して明らかに過大に積み上げられている恣意的なものだ、とする反論が出ていたりもします。
まあ鳥取市の庁舎がどうなろうとこちらには何ら影響も無いわけですが、半世紀近い昔の建物の耐震性不足の問題自体は結構身近な話題だったので、ちょっと興味がわきました。個人的には、お金の工面がつくなら、という前提条件はつきますが、50年も前の建物なら、イチから新しく立て直した方が良かろうとは思います。何せ古いのはまず暗いですし、電源もLANなどの配線も、現代の状況をほとんど考慮されていませんし、断熱とかも今の技術からしたら未熟で、冬寒く夏暑く、空調設備も古かったりして非効率ですし、アスベストなども使われていたりもしてあんまり良い環境ではないはずなのです。駅に近くなったりバリアフリー設計を最初から取り入れたり幾つかの庁舎が統合されて機能的になったりエレベーターや空調、照明なども最新の省エネタイプになったり、もちろん肝心の免震もきっちり作られたりで、基本新築にこした事はありません。工事中に業務が妨げられたりする問題も別建てすれば無いでしょうし。まあ、その分引っ越しは大変でしょうが。
鳥取の件は議会での勢力争いとかも絡んだややこしい話のようですが、どういう風に決着がつくのか、野次馬根性でちょっと覗き見していたい気がします。