かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

十津川村、水害から2年で良くなった所もありますが、まだまだ爪痕は深いようです。

2013-06-03 21:50:17 | Weblog
 今日は所用あって南の十津川方面に出かけて来ました。私としては、3年前に行って以来久しぶりの十津川入りです。たった3年ではありましたが、その道程は2年前の大水害のせいで大きく変化しておりました。概ねは立派なトンネルや高架道路が山を穿ち谷筋にかかって、これまでに比べて格段に走りやすくなっておりましたが、まだところどころに仮設道路のままの所が散見され、道路の真中で巨大な鉄板を連ねて崖側を囲い、1車線しか通行できない所もあり、山々には見事に緑で覆われた奥深さを印象づけられるいかにもな姿が見える一方で無残にもえぐられたような跡がいまだに見える所が何箇所もあり、あの水害の被害の大きさを否応無しに意識させられました。多分道の方は数年のうちに片付きそうですが、それら爪痕が綺麗になくなるには10年単位で時間を必要とすることでしょう。
 道が良くなって概ねありがたかったのですが、川を挟んだ対岸で、岩の崖を音もなく落ちる落差100mを超える滝の姿が見えなくなったのはちょっと残念でした。それが見えるところはトンネルになってしまったのか、あるいは水害で水の流れが変わってなくなってしまったのか、単に私の注意力不足で見落とした可能性も無きにしもあらずでしたが、とにかく見つけることができませんでした。なかなか神秘的かつ雄大な光景であり、十津川行きの時にはそれを観るのをいつも楽しみにしていただけに、今回はかなり残念でした。
 それにしても、平日だというのに168号線は以外なほど観光バスや自家用車が走っていました。もちろん建設土木のダンプのたぐいも多く、山の中の細い道を抜けるのはかなりの緊張を強いられます。しかしながら一方で大型車両は後ろに小型車が来ると頻繁に左に寄って先に走らせるなど、譲り合いの姿もよく見かけました。まあ後ろに疲れてちょろちょろされるのもうっとおしいという判断もあるのでしょうが、マナーよろしく走行しているのが印象的でした。

 
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