かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

「あたご」無罪、これで確定したらいいんですが、検察はまだ控訴するんでしょうか?

2013-06-11 20:49:30 | Weblog
 台風で大雨来るかも! とうっとおしさと期待半々という感じで台風情報を注視していたのですが、なんと、列島上陸を目前にしてまさかの足踏み状態。もともと大した規模でもなかったので、このまま消滅の公算が大、なのかも? 天気予報の雨マークもいつの間にか消えているし、蒸し暑さだけ送り込んできて肝心の雨は無し、なんていう、正にうっとうしいだけの結果に終わったりするんでしょうか。まあ今さらまっすぐ突っ込んでこられても困るのですが、カラカラ天気が続く中、せめて一雨くらいは呼んでほしいと思うのです。

 さて、海上自衛隊の護衛艦「あたご」が2008年2月に千葉県沖で漁船と衝突した事故、当直士官二人の業務上過失致死などの罪を問うた東京高裁の控訴審判決、無罪とした1審・横浜地裁判決を支持し、検察側の控訴を棄却したとのことです。「あたご」の前を横切った漁船の航路がはっきりせず、そこが争点になったとのことですが、結局、検察が描いた航跡を裁判所が否定、「あたご」に回避義務はなかったとして無罪を言い渡したとのことでした。
 素人的には、いかに「海上衝突予防法」で回避義務が争われようと、でっかい船よりも小さい船のほうが小回りも効いて回避も容易と考えるのが自然で、どっちに回避義務があろうと小さいほうが避けるのが筋なんじゃないか、と思ったりしたのですが、まあそれはともかく、軍艦が絡んだ事故をこんな普通の司法で裁いていていいのか? とか、当直士官だけに罪を問うて、しかもその罪名が「業務上過失致死」なんて言うのもなんだか違和感ありまくりで、そもそもなんでこんな裁判が成立しうるのか、私にはそこが最も大きな疑問だったりします。海外の軍隊だとこういう場合やっぱり検察による告訴で裁判になったりするんでしょうか? 
 日本の警察や裁判のあり方には、その目的が全く将来の為に役に立たない、いや、かえって害を及ぼしかねない場合も有り得るんじゃないか、と思えるところが目立つ気がしてなりません。先日の熱中症暴行傷害事件を無罪として本当に良かったのか、とか、「遠隔操作ウイルス・冤罪事件」の被告を拘束し続けているのとかもそうですし、大阪府警では証拠品をねつ造してみたりとかも、警察としてはあり得べからざる話でしょう。まあそういうのと今回の裁判とはまた意味合いが違うので一概に並べるのもどうかと思いますが、どれもこれももう少し何とかならないのか、と歯がゆい気がしてなりません。

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