かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

徹底したセルフサービスのうどん屋さんへ行ってきました。

2005-10-28 23:39:59 | Weblog
 日記、一日休んでしまいました。実は昨日から泊まりで香川県にうどんを食べに・・・もとい、仕事に出ておりまして、更新することが出来なかったのです。もともと宿泊したホテルにネット環境が無いことは知っていたのですが、一応「市」なんだからネット喫茶くらいあるんじゃないか、と期待しておりました。しかし、調べてみると、車無しでは到底行けない場所にしかありませんでした。だからといって、わざわざ日記更新のためだけにタクシーを使う気にもなれず、結局一回すっぽかしてしまったという次第です。結構続いていたので残念ではありますが、まあものぐさの私としてはこんなに続いていること自体が大変な驚異ですので、気を取り直して書き続けて参りましょう。

 というわけで仕事ついでに讃岐うどんをハシゴしてきました。地元の仕事相手の方に案内してもらったので、ちょっと一般観光客には気づくことの出来ないお店に連れていってもらい、独特斧作法を教えてもらったりして、楽しんで参りました。
 セルフうどんというシステムですが、カウンタで一玉、二玉とうどんの量を注文すると、器にゆで上がったうどんを、どん! と載っけて渡してくれます。その先には大鍋にぐらぐら沸き立つお湯が張ってあって、温かいうどんが欲しい人は、自分でその器のうどんを網に移し、大鍋に付けて暖めます。次に天ぷらや油揚げなどの具が陳列してあり、それを適当にチョイスしたうえで、温冷二通りのつゆを選んでかけて、最後に支払いを済ませるというのが、一般的な方式です。天ぷらは何種類かの野菜やかき揚げ、エビなど10種類くらい選べますし、他にもおでんやいなり寿司などが定番で置いてあるので、けっこうバラエティに富んだ、ボリュームたっぷりのうどんが楽しめます。それに何といっても値段が安い。うどんが一玉100円以内、天ぷらも70円とか80円とかで、400円も出せば量も内容も十二分なうどんが堪能できるのです。
 でも、今回連れていってもらったのは、こういう定番のセルフの店ではありませんでした。そこは、うどんを作っている製麺所が開いているお店で、非常にこじんまりとしたお店でしたが、お昼時はお客さんが引きも切らない人気店です。美味しいのはもちろんなのですが、それよりもここで驚いたのはセルフの徹底ぶりです。例えば、薬味のショウガは自分でショウガの塊をおろし金で使う分だけすり下ろして使います。料金は後払いで、しかも自己申告制。うどん玉の数、食べた天ぷらなどのおかずの種類と数を、食べ終わった器をかえしに行ったあと、会計をしているおばさんに告げるのです。まあこれまでの人生で色々な食べ物やさんを経験して参りましたが、食べたものを自己申告して会計したのは初めてです。自分で何を食べたか覚えておかないと、と、支払いにこんなに緊張したのも驚きの体験でした。ちなみに私の食べたのは、うどん玉2つに、トッピングとしてタコの足、ゆで卵、かぼちゃのそれぞれの天ぷらです。これでしめて390円。タコやカボチャの天ぷらは、器から飛び出そうなくらいでかいものでしたし、もちろんうどんは本場のうちたてゆでたての讃岐うどん。この味とこのボリュームでこの値段ですから、香川の人は本当に幸せだと思いました。
 ところで、セルフのうどん屋さんというのは、ちょっと前にはあまりなかったんじゃないかと思います。私は大学の4年間は香川にいましたが、その時は、セルフうどんというのは見たことがありませんでした。でもいまや香川県のあちこちにこの手のお店が広がっています。当時も安く食べられる讃岐うどんは私の主食だったのですが、そのシステムを知らない私は、今回すっかり一見さんの観光客になってしまいました。初めてにはちょっと戸惑うシステムではありますが、慣れてしまえば自分なりに食べ方も工夫出来るのが楽しいかも知れません。美味しい讃岐うどんの食べ方の一つとして、次に行ったときには戸惑うことなく初めから楽しむことが出来るでしょう。

コメント
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