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辺野古沖埋立承認の撤回について

2018年07月28日 17時52分58秒 | 法関係
翁長沖縄県知事が埋立工事の停止に向けて、撤回の表明を準備との報道があった。が、何故これほどの時間を要したのか、知事周辺の幹部や法曹諸君の適切な助言もなかったのはどうしてなのか、残念に思う。

しかしながら、最後のチャンスに賭けようとしてくれることについては、感謝申し上げたい。今度こそは、国の鼻っ柱をへし折って欲しいものだ。そこは何としても応援したい。


ただ、現知事が誕生してから、時間だけが漫然と過ぎたことに憤りを感じざるを得ない。また最初の時点から、撤回を表明すべきと拙ブログでは書いてきたので、取消処分を出して敗北の道を選んだことについて、大きな後悔がある。

更には、国が仕掛けた詐欺同然の和解案にあれほど易々と同意してしまい、まんまと自ら罠にハマったことも、かえすがえす残念でならない。笑える程にあからさまな罠なのに、恐らくあれを受け入れるよう知事を唆した人たちがいたのかと思うと、内通者でもいるとしか思えなかった。


報道では、国が撤回の差止めか何かを裁判所に請求するから、工事は続行される、とかいうインチキ解説があったわけだが、国も裁判所もバカで結託しているなら、確実にそうなるわな。だって、法を完全無視できるので(笑)。


沖縄県の公開資料の一番ダメな部分は、国が沖縄県宛てに発出してきた文書を全く載せていない所だ。

そもそも国が県宛てに出した公文書なので、よほどの個人情報が記載されている部分でもない限りは、原則公開で何ら問題ないだろう。これを敢えてさせないようにしているのは、恐らく県庁側の内通者がいるせいだろう。一番肝心なのは、自分たちが主張したい点を大量に書いた文書、じゃない。
「国が出した文書」なんですよ。
以前からずっと言ってるが、15年3月頃から始まった行政不服審査法上の審査請求からの文書こそが、最も大事なんです。それが読めないことが、どれ程の不利になるのか分かっていないのでしょう。

国に公開請求をしても、多分、ほぼ開示拒否されるでしょうね。だって読ませたくないから。けれど、沖縄県にも同じ文書が存在しているので、沖縄県はこれを開示できるんですよ。どうして、それをやらないのかが理解できない。

恐らく、国から「代執行訴訟までの過程の文書類は公開するな」ということで、言われた通りにやってるだけだろう。
国に対抗する手段の大きなものは、情報をできるだけ広く公開すること、なんですよ。弱者が強者に対して取り得る、最も有効な戦法は、情報公開なんですよ。


○15年3月 岩礁破砕許可関連
・「執行停止決定」文書(農水大臣)A
・防衛局が農水省に出した審査請求の文書

○15年10月 埋立承認取消処分関連
国水政第48号~56号、和解後の取消関連文書(第100号前後?)が重要

・「執行停止決定」文書(国交大臣):国水政第 ?号B
・防衛局が国交省に出した審査請求の文書:
・国交大臣が法245条の八に基づき出した是正勧告文書:国水政 ?号
・同、是正指示文書:


○16年3月の代執行訴訟の和解後に出した
・国交大臣の出した「執行停止決定B」を取り消す文書:?
・国交大臣が法245条の七に基づき出した是正指示文書:国水政101、102号
・農水大臣の出した「執行停止決定A」を取り消す文書:?


国(防衛局)が審査請求を取り下げました、なので、審査請求と執行停止は自動的に消滅しました、などという論法は、多分ないと思うが、クズ官僚どもは相当バカなので、何かやらかしているかもしれず、もし「執行停止決定を取り消す文書」が沖縄県側に来てない場合には、国の違法確認訴訟の存在そのものが異常(違法に決まってる、論外w)なので、知事権限が停止されたまま復活されていなければ、不作為などありようがないはず。


仮に「執行停止決定の取消文書」があるとして、
国土交通大臣は、

ア)回復不可能な損害(重大性)と緊急性、公益を理由に執行停止を決定した

のに、これを「取り消した」のは確実。
つまり、『ア)は偽』ということである。もしも国が当初から言っていたように、『ア)が真』ならば、国交大臣はこれを取り消すことができないはずだから、である。国は、沖縄県に対して嘘を言った、ということだ。


行政の処分に関して、審査庁はその権限により職権で「執行停止」ができるんですよ。何故なら、例えば処分庁が誤って処分を実行してしまい、その結果が重大な損害を招くなら、審査庁たる上級庁がその処分の効力を停止する、という安全装置的な役割を担うのは当然だから、だ。


ネット上もよくいるし、調子のいいテレビ評論家なんかだと、いつもその場しのぎの都合のいいことしか言わないから全然気にならないだろうが、首尾一貫性の欠如した国、行政の杜撰さゆえに、毎度コロコロと言うことを変えるってことだな。

さて、石井国交大臣がやってきたこと、というのは、埋立工事続行の為に

①:知事の取消処分の執行停止
②:「取消処分を取り消せ」と指示
③:①の停止を取り消し(=①の嘘を認めた)
④:②の指示を取り消し(=代執行手続きを全部放棄)
⑤:やっぱ「取消処分を取り消せ」と指示(=係争委審査後の別な指示)
⑥:知事の「撤回を停止する」つもり←今ココ


要するに、ただの詭弁士だろ(笑)。毎度毎度、コロコロと言い分を変えてくる、インチキペテン師野郎みたいなもんだ。
緊急性と重大性の要件を否定できないと、大臣が出した「執行停止決定」を取り下げることなど不可能なんだよ。つまり、知事権限(撤回)の「差止め」などあり得ないってことだ。


③と④の取り消した時点で、国交大臣自らが、大臣権限を「全部なかったことにする」って訴訟相手の被告である沖縄県知事に向かって「宣言(=訴訟上の和解)」したんだぞ?


旦那「離婚を取り消せ!」
奥さん「いやだね」
旦那「分かった、じゃあ和解しよう、互いに話し合おう」
奥さん「条件を話し合うなら、和解してもいいよ」
旦那「まんまと引っ掛かったな、離婚を取り消せ」
奥さん「ハア!?」


こうやって騙された奥さんみたいなのが、沖縄県の立場ってことだわ。和解に同意した途端に、騙されたってわけ。違法確認訴訟の顛末は、こういうことなのだが、これをひた隠す国のクズども。
法務省の無能官僚どもが束になってやったのが、代執行訴訟だったってわけ。これに加担したのが、最高裁以下、高等裁判所ってことだ。バカとクズが徒党を組むとこうなる、の図。

法も何も無視して、滅茶苦茶をやった側(国)が、圧倒的権力でもって、いかようにも勝てるって寸法なんだよ。バカほど有利。


撤回は、

・当該埋立予定の海を完全排他的に利用できる法的根拠は、米軍にはない
・国民の当該海洋区域を利用できる権利は、日米安保条約と日米地位協定を根拠に制限できない(国内法がない)

この2点は、福岡高裁那覇支部及び最高裁の判決確定で明らかとなったので、これを理由にしてよい。



合衆国海兵隊に告ぐ。

SACOに基づき、5~7年を目途に普天間基地を返還しておれば、辺野古沖の埋立工事も基地建設も必要がないものを、愚連隊のごとき寄生虫が居座り続けるせいで、大勢の日本国民が、特に沖縄県民が苦しむんだ。

基地建設の理由は、日米地位協定だけであり、辺野古の当該地に新基地を作る根拠は国会が決めたものなど、何一つないんだぞ。諸悪の根源は、海兵隊なんだよ。


何が、自由の海、だ。
米軍に、「航行の自由」などと言う資格なぞ、ないわ。世界最低の、単なる虐殺組織だろうに。
カネの為なら、どんな卑怯で汚い暴力も厭わない、無防備な群衆に平然とミサイルを叩きこみ、無人機攻撃をいくらでもぶっ込める、真の狂暴マシンだろ。

お前らが、人々の自由を奪っているんだ。日本国民の自由や権利を、暴力でもって蹂躙しているんだ。その下請けを、アベにやらせているんだよ。

アベは、米軍の代わりに、日本国民をいたぶり、暴力と恐怖で支配しているんだ。辺野古沖の違法な身柄拘束をやってるのを見て見ぬふりして、それのどこが「法の支配」なんだ。恥を知れ。

マフィアやギャング以下の存在、それがアベ傀儡軍事政権の正体なんだよ。アベの類友が、お前ら愚連隊ども、軍事組織だの情報機関だのといった国家組織の複合的関与、だろうに。


お前らは、アベと同類だ。
まさに、「アベのトモダチ」なんだよ。クズ同士がつるむんだ。


法を無視する、規範を破壊する、常に嘘をつく、他人を騙す、情報支配で大衆を騙し支配する、暴力と恐怖支配が大好きで大得意、人殺しが大好きで止められない、他人からカツアゲでカネを巻き上げる、騙してふんだくる、いつでもどこでもやりたい放題。


それが、アベと米軍の共通点。
困ったら、いつもの「ちゃぶ台返し」。


何万人もの日本人が死んだんだ。
ヤツらのせいで。


この耐え難い苦しみは、虐殺側には理解できないのだよ。ヤツらは殺すことが好きだし、仕事だから、だ。


神は、ヤツらに罰など与えないんだよ。
だって、神はどこにもいないから、だ。
虐殺者どもを野放しにしておくことに、どんな意義があるというのだ?


本物の悪党どもは、永遠に栄華を貪るのさ。
真の暴力こそが、勝利できるんだ。


いつの世だって、同じさ。

ヒトラーが支配していた世界とて、同じようなもんだ。

普通の人々には、どうすることもできないんだよ。

所詮、大衆は大衆でしかない。狂気が法をねじ伏せる、それが世の中の仕組みなのさ。




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