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経済財政白書が語るもの

2005年07月16日 18時39分01秒 | 社会全般
社説や新聞記事にも多く取り上げられていた経済財政白書ですが、非常に興味深く読みました。途中で少し飛ばしたところもありますが、一通り読みました。今は、ネットで読めるので、とても有難いですね。わざわざ出向いて行かずとも、家にいながらにしてこのような重要な文書を目にすることができるのですから。

内容については新聞記事などでも色々書いてますし、私があれこれ言うべきことも特別ないですが、元の白書を読むのが一番いいと思いますね。再び読み返して、気になった時には改めて記事に書くことにします。


えーっと、一つだけ書いておこうかな。多くのニュースでも取り上げられていた、「小さな政府」指向の調査ですけれども、結果を見れば多分そうなるだろうな、という仮説通りであったと思いますが、ただ、設定としてちょっとズルかな?と感じたところもありました。それは、最後の結論を予め想定して、3択を作ったのだろうな、って判ってしまうからです。選択肢が多くなれば確かに一般人の指向判定には問題がある場合もあるのでしょうが、社会保障を変えず公共事業だけ減らした選択肢がありませんでした。なのに逆の選択肢はあり、公共事業を変えず社会保障を減らすというのは、最初から「公共事業」を否定(大きな政府の否定、優先されない事項の確定)するつもりで入れたでしょうか(この可能性は少ないと思うけど)。むしろ、社会保障削減+公共事業削減という「小さな政府」指向に肯定的→社会保障削減に国民の同意が得られてる→医療費削減はコンセンサスが得られてる、という結論に持って行きたいのだろうな、と。もしも、選択肢に社会保障不変かつ公共事業半減(他と同じように4割減でもいいですけど)といった選択肢があった場合、これと両方削減政策のどちらが多く選ばれたでしょうか?と思いました。


内容は、私のような経済素人には難しい記述もありますが、なるほど、国の政策を考えるには大切だなと思いました。それに、内閣府や経済社会総合研究所のことが思い返され、それらに関わってきた人々が、真摯に「国民の疑問」に答えようとしてくれているのが感じられたし、今までブログ記事を書いてきた私には、ある別な思いがあります。それは、白書を読んだ時に、「単なる偶然」なのか、或いは「答えを書きました」ということなのか(いつもの私の思い込みに過ぎないかもしれないし、笑)、読み取れるものがありました。率直に嬉しいですね。これが単なる妄想である場合には、ちょっとガッカリするけど、でも、私の下らない感性や記事も捨てたもんじゃない、と勝手に思うことにします(笑)。いつもいいアイディアが沸いてくる、ということもないんですけど。


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