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尼崎脱線事故―その後3

2005年10月07日 19時47分48秒 | 社会全般
実際に事故の体験をされた方の記事がありました。この方は1両目に乗車していたこと、鉄道にお詳しい方であること、などが非常に重要な点であろうと思います。事故発生の記述に関して、正確な表現をされていると思われます。辛い体験をされたことに、お見舞い申し上げる次第です。

2005年4月25日 福知山線5418M、一両目の「真実」


吉田氏の記事から1両目での状況を見ますと、カーブ進入前にはブレーキが感じられなかった(惰性運転ということ?)、横Gが強烈にかかり徐々に(進行方向の)車体右側が浮いていき乗客達はヨットのように一気に車両左前方側(転覆側)に飛ばされた(右側座席に中央向きに座っている人にとっては右手側斜め前方向)、ということのようです。カーブでのブレーキングは脱線3秒前くらいだったようですから、体感と事故調査結果は一致しているでしょう。少なくとも脱線する前に車体右側(カーブ内側)が徐々に浮いていったことは確かであり、専門家の言うように「速度超過だとしても(内側車輪が)浮くはずがない」という鉄道工学的な常識では説明できない部分がまだあるのでしょう。


乗客たちが車体左前方方向に飛ばされたのは、ブレーキがかかったから?ではないかと思われます。通常は単に進行方向に体が引かれますが、この場合には左に傾いた車体の中ですので、車体左前方方向に飛ばされることになるでしょう。

電車座席で前のめりでこらえきれなくなる傾斜は、どの程度でしょう?ちょっと想像がつかないのですが、30度くらいでしょうか?単純に45度くらいまでは転覆しないので、乗客達が左方向に飛ばされることで車体重心は左に大きく移動することになり、転覆要因となったでしょう。それから、ブレーキの影響がどのような評価なのか。車体挙動については、ブレーキの影響を考えるものと思いますが、この辺もよく判っていません。


以前推測で書いた記事です。

脱線原因の推測3


それと、運転士の方の慰霊はされなかった(Yahoo!ニュース - 共同通信 - 脱線事故運転士を慰霊せず JR西が殉職者法要除外)、ということでしたが、これも悲しい出来事ではあります。運転士にとっても、悲劇の事故であったことに変わりはないだろうと思います。ご冥福をお祈り致します。


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