いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

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阪神のメークドラマ?(笑)

2007年09月22日 18時41分41秒 | いいことないかな
終盤に来てセ・リーグは大混戦となっておりますが、もしも阪神がシーズン1位となった場合には、長嶋巨人のメークドラマ(既に死語?)以来の大逆転ということになりましょうか。この大混戦の原因が我らが日ハムにあるということは間違いないでしょう(笑)。

かんべえ殿は阪神の攻撃陣の不甲斐なさについてお嘆きのようですが、上には上がいるのです。それは勿論、日ハム。春先から、本当に打てない、ってのは同じですから。

日ハムが弱すぎる件について


因みに、阪神はセ・リーグ内では、かなり強いです。
4チームに大幅勝ち越しで貯金22です。巨人5、中日1、ヤクルト9、横浜7で、特にヤクルトはお得意さん。唯一阪神に勝ち越しているのは広島で、それでも4つだけです。阪神の貯金はセ・リーグ内では18もあるのです。しかし、実際には13しかない。そうです、これは「恐怖の交流戦」のせいです。交流戦では、巨人が6、中日が1貯金したのに対し、阪神は5つの借金を作ってしまったのです。阪神は奈落の底へと突き落とされました(笑)。

交流戦で落ちていったのは、阪神が9勝14敗で10位、西武が9勝15敗で11位(最下位は広島で5勝18敗だったが、これはまあノーコメント)の2チームでした。もしも交流戦がなければ、どちらももっと上にいたはずなのです。なんたって、楽天以下ですからね。阪神は交流戦の借金がもうちょっと少なく五分五分程度の戦いをしていれば、今頃は首位でした。


阪神の特徴は得点力の低さですが、得点486、打率0.259ともにリーグ最下位だが、失点512は中日の511に次いで2位、防御率3.49でリーグトップです。日ハムも似ていますが、阪神よりも酷いんですよね、これが。得点479で12球団最低、打率も0.257で阪神以下、本塁打に至っては72本で「ヨシノブと阿部」とか楽天「山崎とフェルナンデス」の2人分と同程度しかない。12球団一の破壊力のなさ、だと思う。これに比べれば、阪神打線はまだいい(笑)。しかし、日ハムは防御率が3.22でソフトバンクに次いで2位、失点が453で12球団最少なんですね。ここが首位に立ってるチームということなのです。因みに先発の駒はあまり揃ってなくて、ダルビッシュ以外では、八木が今年はダメだったので、グリンと武田勝くらいしかいない。後は色々。ソフトバンクが羨ましいです。

はっきり言って、駒だけ見ればソフトバンクがどう見ても強い。西武も交流戦がなければ、こんなことにはなっていなかったでしょう。日ハムは交流戦優勝で貯金13、パ・リーグ内での貯金というのは実は5つしかない。それも下位球団のオリックスと楽天のみに5つずつで、苦手のソフトバンクには4つ負け越し。つまり、交流戦さえなければ、ソフトバンクが一番で、残りは日ハム、ロッテ、西武の大混戦、みたいな感じ。けど、交流戦の貯金を生かして、日ハムが断然有利な位置にいる。

阪神にとっては、憎きハムというところだろう。それもそのはず、交流戦で唯一の4戦全敗だったのだから。日ハムだけで借金4つなんだもの。他のパ球団には少なくとも1つは勝っている。なのに、似たようなタイプの日ハムには全敗。これがなければ今頃は…と阪神ファンは嘆くであろう(笑)。

もう一つ、日ハムが首位に立ってる原動力がある。それは一体何か?
答えは、「マー君」である。楽天なんですよ、実は。
パ最強?と目されるソフトバンクが唯一負け越しているのは、楽天なんですね。で、この楽天戦では、マー君が投げる。マー君はソフトバンク戦で8試合投げ5勝(1敗)を挙げているんですよ。まさにホークスキラー。いいぞ、マー君!!何たって、「神の子マー君」ですからね。ロッテ戦は1試合(1敗)だけだし、日ハム戦も3試合(0勝1敗)だけ。でも、ホークスには8試合。この違いは大きいよ。この5勝のお陰でソフトバンクは2位に甘んじている、と言ってもいいかも(笑)。


まあ、いずれにせよ、日ハムは打てない。12球団で最弱攻撃陣と言ってもいいかも。
小笠原の穴は大きいよ、やっぱり。中継ぎ陣にしても、岡島の抜けた穴を武田久とか江尻、押本あたりが何とか頑張っているけど、阪神ほど「勝利の方程式」の磐石さみたいなものはない。はっきり言って、首位であることが奇跡的。ソフトバンクが下にいることが不思議。何が違うかっていうと、やはり勝ち上がる甲子園球児みたいなもんで、スーパースターはいないけどチームプレーに徹することくらいでしょうか。勝ちゲームというのは、大体が2-0、1-0、2-1みたいに地味なんですよ(ごく稀に、二桁得点もあるけどかなり少ない)。この3通りで勝った試合数というのが、多分12球団中で最も多いんじゃないかと思いますね。

でも、最少失点が示す通り、得点以上に取られなければ負けない。これは結局、「守備にはスランプはない」ってことなんですよね。打線に依存していると、波があるからハマルこともあるもんね。打って勝つのは精神的に楽だし気分もいいんだけれど(ファンにとっても、かな?)、守って勝つ、っていうのは精神的に大変なんじゃないかと思える。それだけ集中しており、守備意識が高いということなんだろう。攻撃力の弱さが逆に守りへの意識を高めているのかもしれない。2点くらいで勝つ試合を何度もやっていくのは本当に大変なのだが、1試合平均で3.57得点しかないチームなのだから、大体はギリギリで勝つしかないからね。1点差ゲームで競り勝てないとダメなのだ。日ハムがそういうチームになっている、というところが中々凄いのである。

昨年は苦手ソフトバンクを終盤で度々下し、波に乗って優勝まで突っ走ったが、今年はどうか。短期決戦では勢いが重要だからね。




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